第5章 X791年編
親子
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「お父さんとお母さんですか!?」
「「・・・っ!!」」
「!?」
ミントの言葉に俺は驚いた。
「何でか分からないけど・・・知ってる匂いが、して・・・
わかんないけど・・・声も聞いたことあって・・・
私、卵の中にいたけど・・・違いますか!?」
「アホォー!」
「「!!」」
「娘の事わかんなくって・・・父親やるか!!!」
「やっと・・・見つかった・・・!!」
エクシードの夫婦は涙を流していた。
「じゃあ・・・!」
「当たり前だろう!!」
「お父さん!お母さん!!」
ミントは自分の産みの親に会えた。
「あなた方夫婦が、ミントのご両親・・・。」
俺達は人目を離れた場所で話をしていた。
「ミント・・・とい名前ですか・・・。」
奥さん・・・いや、ミントの母さんはそう言う。
「気に入りませんでしたか・・・?」
「アホォー!!!そんな訳あるか!!」
「素敵な名前をありがとうございます。」
ミントの父さんと母さんはそう言う。
「それはどうも。」
「ええっと、コージさん・・・でしたよね?」
「はい。」
「ミントのお友達のあなたに、色々と聞きたい事があるの。」
「いいですよ。では最初にですね・・・」
俺はミントの母さんにミントとの出会いを全て話した。
卵を見つけた話やここにはいないウェンディやシャルルの事、
7年前に妖精の尻尾に入った事を話した。
「そうだったの。」
「ギルドに入っていたのか。道理で見つからない訳だ。アホォー。」
ミントの父さんの『アホォー』は口癖でしょうかな?
「ところで、お2人はいつ、このアースランドに来たのですか?」
「「!?」」
「エドラスの事は知っています。全て・・・。」
「そうか・・・。」
「私達は今から14年前にこのアースランドへ来たの。」
14年前・・・子供達をみんなこっちのアースランドへ逃がした年の時か・・・。
「俺達は人間がつくったアニマを利用し、人間共がアニマを使った瞬間に、
見つからない様にこっちへ来たんだ。」
ミントの父さんはそう言う。
「俺は女王を憎んだ。俺達や他の親の子供を・・・」
「それも知っています。」
「「・・・・・・。」」
「ですが・・・・・・本当は違うんですよ。」
「「?」」
「実は・・・」
俺は今から7年前、エドラ
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