第5話
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ですって。これが依頼人からのアンケートの答えよ」
兄さんはおっぱいについて話しただけなのに、えらい高評価だな・・・・・・・・。まあ、身の危険を感じるから森沢さんの家にはもう行かないけど。
「こんなアンケートは初めてだわ。ちょっと、私もどうしたらいいのかわからなかったの。だから、少し反応に困ってしかめっ面になっていたのでしょうね」
おっぱいと男の娘について話しただけなのに、この評価だからな。わかります。
「悪魔にとって大切なことは召喚してくれた人間との確実な契約よ。そして代価をもらう。そうやって悪魔は長い間存在してきたの。・・・・・・・今回のことは、私も初めてでどうしたらいいかわからないわ。悪魔としては失格なんでしょけど、依頼人は喜んでくれた・・・・・・」
困惑顔のリアス先輩だったが、ふと笑みを漏らした。
「でも面白いわ。それだけは確実ね。イッセー、あなたは前代未聞尽くめだけれど、とても面白いわ。意外性ナンバー1の悪魔かもしれないわね。けれど、基本のことは守ってね。依頼人と契約を結び、願いを叶え、代価をもらう。いいわね?」
「はい! がんばります!」
「あと、ナギの女装写真を見せてくれないかしら?」
「はい!」
兄さんが携帯で撮った僕の女装写真を見せる。
「「「「こ・・・・・これは・・・・・」」」」
ついでと言わんばかりに、部員の全員が僕の女装写真を見る。全員の顔が赤かった。
「な、ナギ? 私もお金払うから女装してもらえないかしら?」
いい雰囲気で終わりそうだったのに、リアス先輩の一言により最後の最後で台無しになった・・・・・・・・・。
結局、僕のコスプレ撮影は実施された。かなり際どい衣装(どこにあったのだ?)などもあり、終始涙目の僕だった。しかも、涙目になったことによって、さらに顔が赤くなっていた。なんだか穢された気がするが、懐がとてもとても温かくなったので、我慢することにした。
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次の日。
「兄さん、昨日の依頼人はすごかったね」
「あれはすごいで、すませられるか!」
兄さんの次の依頼人は、ゴスロリ衣装を着た筋骨隆々な男、ミルたんだった。ゴスロリ衣装も衝撃的だったが、ネコミミに語尾の「にょ」。あれは、すさまじい存在感と威圧感だった。
そんなミルたんの依頼内容は「魔法少女にしてください」だったので、朱乃先輩に教えてもらった、初心者用の魔力の操作方法を教えてあげた。それにミルたんは感激して、コスプレ衣装を僕にくれた。その後、衣装に着替えてくると兄さんはミルたんと一緒にアニメを見ていた。まあ、結局契約は破談だった。評価はまた高かったが・・・
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