機動戦士ガンダムSEED
0219話
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「そうだ。空間転移システムを使い、このメンデルから一気にヤキン・ドゥーエへと転移。奇襲攻撃を仕掛ける」
転移を使った奇襲なら、もしジェネシスが完成していたとしても一気に懐に潜りこむ事も可能になり、ジェネシスによる射撃は出来ないだろう。
「とは言っても、あくまでも俺達の目標はこのくだらない戦争を止めさせる事なんだが……アスラン、アイリーン・カナーバとの連絡は……ヤキン・ドゥーエですぐに捕まったのでは無理か。ラクスはどうだ?」
「はい?」
「クライン派のアイリーン・カナーバと連絡を取る事は可能か?」
「ええ、それは出来ますが」
「なら、俺達がジェネシスとヤキン・ドゥーエに攻撃を仕掛けたタイミングでクライン派に蜂起してもらって強硬派を拘束するというのも可能だな?」
「そうですね……恐らく可能だと思います。けれどもあの方達は私達以上に強く監視されていると思いますので、成功の目算が無ければ今は雌伏を選ぶかと」
「それは当然だな。だが、昨日も言ったようにこの戦争を終わらせるにはザフト側のトップ……いや、強硬派を取り除く必要がある。それが出来るのはアイリーン・カナーバくらいしか思いつかないからな。ここで動いて貰わなければ、ズルズルとこの戦争が続くか……俺達がザフトの保有戦力の大半を使えなくなるまで戦い続ける事になるかもしれないぞ?」
「……そうですね、分かりました。お願いしてみます。それではカナーバ様にお願いする材料にしたいと思いますが、ジェネシスをどう無力化するのか教えて貰えますか?」
「そうだな、それも説明しておくか。いいか、ジェネシスというガンマ線レーザー砲はジェネシス本体と一次反射ミラーの2つで構成されている。このうち一次反射ミラーに関しては使い捨てだから予備はあるだろうが、それを用意するにも相応の手間が掛かる。おまけに、現在はそちらの方に関してもミラージュコロイドの開発の遅れから十分な数が揃っていない可能性が高い。つまりは、その一次反射ミラーさえどうにかしてしまえば取りあえずの脅威はなくなる。ここまではいいな?」
会議室にいる面々が頷くのを確認し、話を続ける。
「知ってる奴もいると思うが、俺の能力の1つである空間倉庫はコロニー並の大きさの物でも収納が可能となっている。……もっとも、生物の格納は無理だから無機物限定だが」
「つまり、その空間倉庫で一次反射ミラーを取り上げるおつもりでしょうか?」
「その通りだ。ただし、ここでジェネシスがまだ建造中というのが裏目に出るかもしれない。もしかしたら一次反射ミラーに作業員なりなんなりが残っているという可能性だな。その場合は俺の能力の一つであるスライムを使って作業員をどうにかしてから確保すると言う事になる」
「スライム?」
「その辺の説明はまた後でだ。で、一次反射ミラー
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