暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic7金の閃光・運命来たる〜The CharioT〜
[9/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
出来ずに、ラウンドシールドを張ってギリギリ防いだ。私も続いて待機させていたスフィアをランサーとして連射。白い子のシールドを砕く。
破砕の余波を受けて悲鳴を上げながら落下した白い子はそのまま地面に墜落・・・・しなかった。動物の子がギリギリでフローターフィールドを発動させて受け止めたから。私たちも降り立つと、「止まれ!」動物の子が白い子を護るように立ちはだかった。
「・・・邪魔しないならそれ以上のことはしない」
「そうそう♪ 大人しく帰んな」
横たわる白い子から目を逸らす。黒い子と同じように私が撃墜した子。恨んでくれてもいい。だけど私は母さんの期待にどうしても応えたいから、本当は辛いけど非情になりきる。ジュエルシードの時計へと向かう中、後ろから「待って・・・!」呼び止められた。
白い子はデバイスを支えにして立ち上がっていて、私をジッと真っ直ぐに見つめていた。このまま無視をして行けば良かった。なのに私はその目からどうしても逃げることが出来ない。
「そのジュエルシードは、このユーノ君が発掘した物なの。ちゃんとした理由がないなら、ジュエルシードは諦めてほしいんだ」
「ちゃんとした理由・・・?」
「うん。ジュエルシードは危険なロストロギアで、発掘したユーノ君は、被害が本格的になる前に回収しようとしてる。私はそのお手伝いをしているの。そして、テスタメントちゃん・・その子は、誰かの命を助けようとしてる」
テスタメントという子を見る。誰かを助けるためにジュエルシードを集める、か・・・。私の目的は・・・。口を開きかけた時、「話さなくていいよ!」アルフに止められた。危うく乗せられるところだった。小さくかぶりを振って踵を返して時計の元へ。背後から「お願い待って!」また呼び止められるけど、今度は付き合わない。
「しつこいよガキ! テスタメントって子の理由に比べりゃ、あんた達つまらないよ! 危ないから集める? たったそれだけの理由でしか無いんならあんた達が引きなッ!」
アルフが怒鳴ってあの子たちのところへ向かおうとしたから「待って」止めに入る。納得いかなそうなアルフだけど、これ以上騒がれてテスタメントという子が起きるのは遠慮したい。
「私の理由。テスタメントという子とたぶん同じ。私の大切な人の為に、私はジュエルシードを回収する。だからこれ以上は話をするつもりはないし、邪魔をするなら今度は本気で墜とす」
キッと睨み付ける。さっきのアルフの時もそうだったけど、あの子は今度は怯まなかった。
「私、高町なのは! この子はユーノ・スクライア君! あなたの名前はっ?」
ただこんな状況なのに名乗って来たから私とアルフは小首を傾げることに。付き合っている時間もないから『行くよ、アルフ』念話でアルフに告げて、黙ったまま白い
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ