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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic7金の閃光・運命来たる〜The CharioT〜
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本心では戦いたくないんだろう? フェイト。でもな、今回は引き下がれない。構えを取ると、判り辛いがフェイトの表情が曇った。アルフは「馬鹿な奴」と鼻で笑い、人間形態へと変身した。
「あたしが相手してやるよ。仮面野郎」
そう言い放って突撃してきたアルフだが、「なんだいこれ・・・!?」ジュエルシードの力が発動して瞬時に消された。フェイトはその状況に呆け、だがすぐに「アルフ!?」キョロキョロと辺りを見回しながらジュエルシードに近づいた。
またも力が発動。発光、歪み、文字盤の浮上。フェイトもまた一瞬にして消滅した。そう間もなく「どうなってんだい!?」アルフと、「アルフ!? え? 強制転移された・・・!?」フェイトの戸惑いに満ちた声が頭上から聞こえた。
「このジュエルシードの特性だよ。接近したモノ全ての時間を戻して、疑似的な強制転移を起こすんだ」
再び降り立った2人に説明する。女物に変えている私の声にまずアルフが「女なのかい!?」と驚愕。そしてフェイトが「時間を戻す・・・!?」アルフとは別に、正しい意味で驚いている。
「このジュエルシードは私が頂く。邪魔をするなら・・・打ち倒す」
「「っ・・・!!」」
現状で扱える魔力を解放すると、2人が身構えた。
――
知らしめよ
(
コード
)
、
汝の力
(
ゼルエル
)
――
まずは自己強化。陸戦機動力では確実にフェイトに劣っている私は、少しでも身体能力を底上げしなければ負ける。ジリジリと摺り足で接近。あちらはアルフが前に出、フェイトが後方にて周囲に魔力球、フォトンスフィアを4基と展開。フォトンランサーで違いないだろう。誘導性能が無い分、弾速が速く連射も出来る。初見ではまず回避は出来ないだろうが、残念ながら私は君の魔法を知り尽くしている。
「(それが、私を勝利へと導くカード・・・!)行くよ・・・!」
地を蹴り、一足飛びでアルフへと最接近。すかさずフェイトが「ファイア!」ランサーを射出。最小限の動きで真正面から全弾を回避する。子供の小さな体だからこそ出来る芸当だ。これで虚を突いたかと思えば、「アルフ!」フェイトは全くと言っていいほど動揺を見せなかった。アルフとて「アイツに比べりゃどうってことないね!」と、私と誰かを比べ、獰猛かつ余裕の笑みを見せ、同様に突っ込んで来た。
「はああああッ!」
鋭い上段蹴りを繰り出したアルフ。しゃがみ込むことで避け、足払いをかけてやる。アルフは「わわっ」焦りを見せた。立ち上がりと同時に魔力を纏わせたアッパーを繰り出す。体勢を崩している今なら確実に当たるだろう。
だがその途中、アルフは転倒を耐え「おらよっ!」先ほどの蹴りが踵落としとなり、攻撃動作中の私を襲撃。回避が出来ないため両腕でガード。「ぅぐ・・・!」その威力に堪らず片膝をつく。その直
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