十五層ボス攻略戦上その一
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第一層攻略を皮切りに浮遊城アインクラッドは少しずつ、だが確実に攻略されていき、今ではその最前線は十五層にまでなっていた。
今回の会議は、攻略組最大のギルド、血盟騎士団の団長にして最強のユニークスキル使い、聖騎士ヒースクリフが取り仕切っている。
「帰還した偵察隊の情報によると、ボスの名称はザ・ランスロット、名前のように甲冑を纏った騎士型で、無数の腕から片手剣スキルを乱射するそうだ。対策として一人でボスと相対し、体力が減ったら交代すると言うのはどうだろうか。」
結局ヒースクリフの提案で対策は決まり、その会議は解散になった。
キリトサイド
ヒースクリフは気に食わないが、あいつの言う事はいつも的確だ。だから、今回も大丈夫だろう。そうやって無理矢理不安を押さえつけ、俺は眠りについた。
クラディールサイド
なんだか寝付けなくて、俺は宿まっている宿を出た、武器屋やら何やらをぶらついていると、一人の女性プレイヤーと目が合った。彼女は切れ長の目を張り裂けんばかりに見開くと、信じられない事を口にした。
「架田君!?」
「もしかしてあんた桐生さんか!?」
俺は今日この日、この世界に最も居てほしく無い人と出会ってしまった。
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