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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第09話 悪夢の序章
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にその指揮を任せようと『白ひげ』が最初に通信を入れたのはお前だ。」
「……おれに?」
「ああ、それが何故だか分かるか?それはお前を信頼しているからだ……その信頼に答えるためにも、お前がするべき事を考えるんだ。」
「………」
俺の言葉に反応した後、黙り込むスクアードに傍にいたマルコが声を掛ける。
「そいつの言う通りだよい。泣くことだけが報いることじゃない…」
「マルコ……すまねぇ。」
俺達の言葉にそのまま頭を下げるスクアード…その姿を見た後に俺とマルコは言葉を交わす。
「すまないな。おれらの仲間が迷惑を掛けたよい。」
「気にすんな。この始末は海軍の奴らにつけてもらうからな。」
「…そう言ってくれると助かるよい。それと……」
「?」
「俺はお前を信じるよい。オヤジが信じると言った奴だ…そんな奴を信じないわけにもいかない。よろしく頼むよい。」
そう言ってマルコは手を差し出して握手を求めると俺もその握手に答えるように手をしっかりと握った。
「ああ、こっちもな……さて、それじゃあ俺も行くとするよ。とっとと海軍の奴らに悪夢を見せてやらないとな。」
「…頼もしい男だよい。」
そう言うと俺は手を離して、戦場へと向かっていった。マルコが言った言葉を聞きながら……
「包囲壁はまだか!?」
既に包囲壁を作動させているはずなのに、一向に展開される気配がない事にセンゴクは怒鳴りつけた。
「申し訳ありません!!想像以上に氷がぶ厚く、もう少し掛かるかと思われます!!」
「ぬぅ…!!このままでは……」
その報告にセンゴクはイライラと不安募らせていた。
『白ひげ』の隣に俺は降り立つと、海賊達が俺にこれまでの事を謝罪するために話しかけてきた。
「あんた!!すまなかったな。疑っちまってよ!!」
「俺にも謝らせてくれ!!」
「いいんだ。気にすんな!それよりあんたらのオヤジに道を開けてやれ!!敵は何かを狙ってるみたいだからな。」
「おう!分かった!!」
「あんたも気をつけてな!!」
そう言うと海賊達は『白ひげ』の道を作るために、敵の中に突っ込んでいく…それを見ていた俺は『白ひげ』に話しかけた。
「…結構良い奴らだな。」
「『結構』は余計だ。」
そんな会話をしながら、目の前の海賊達を見ていると前から日本刀でそれを蹴散らす巨人の男が2人迫ってきていた…あいつは確か巨人族の海軍中将ジョン・ジャイアントと……ん?あっちの1人……誰だっけ?あんな奴、いたっけ?
「広場にゃ上げんぞ!!『白
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