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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第09話 悪夢の序章
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「………!!分からん!だが『白ひげ』と同じ能力を持つ以上、あの男も世界を滅ぼす力を持っている!!これを見過ごすわけにはいかん!!『赤犬』!!『青キジ』!!」
「「!!」」
ガープの質問にセンゴクはギリっと歯噛みして、やや喚き散らすかのように答えて残りの大将達にも怒鳴り散らすかのように命令を下した。
「何としてでも、あの2人や他の海賊達を絶対広場には入れるな!!『包囲壁』内にとどめるんだ!!『黄猿』にも伝えろ!!」
その命令を聞いた2人は即座に行動を始め、広場と包囲壁の境目へと向かっていった。
「おーおー、騒いでる騒いでる…ハハハ。」
海軍と海賊両方が俺に注目を集めているのに、俺はしてやったりの表情で見つめていた…これで俺の存在は嫌でも、認識されたハズだ。海軍の奴らは躍起になって俺を仕留めようとしてくるだろうが……まだまだ、悪夢は終わんねーよ。
「おい小僧!!」
「!!」
俺がそんなことを考えていると『白ひげ』が深刻な表情のまま、俺の胸倉を掴んでグイッと引き寄せた。
「どうした?」
「………」
無言のまま俺を睨みつける『白ひげ』に俺は今の事は俺にとって当たり前だと言った態度で対応する…すると、掴んでいた手を離してチラリと戦場を突っ走るルフィの姿を見る。
「……グラララララ!!!!」
「?」
深刻な表情から一変、ニッと口元に笑みを浮かべた後に大口で笑い出した…『白ひげ』の突然の笑いに首を傾げる俺。
「小僧…いや、シシ!!最初、てめェがあの小僧と俺の所に現れた時は生意気な事を言う小僧だと思ったが……言うだけの力は見せて貰った!!てめェみたいな面白い男は久しぶりだ!!」
そう言うと左手の手を広げて、逆手に差し出した。
「シシ…おれの息子にならねーか?」
「!!」
「てめェみたいな男程の奴が、なぜ今まで無名で俺と同じ能力を持っているのか……そんな理由は聞かねェ!まあ、おれの命なんざ簡単に取れるもんじゃねェが…仮にも俺の命を救った『借り』もある……その件はそれでチャラにしてやる!!お前は旗揚げもどこかの海賊にも属しているワケでもねェ……どうだ?」
『白ひげ』の誘いに驚く俺…まさか、『白ひげ』から勧誘を受けるとは思わなかったが正直な気持ち、嬉しい事は嬉しい。あの『海賊王』ゴールド・ロジャーと渡り合った男の船団に入れるとなると最高の名誉だろう。加えて、所属しているマルコや他の海賊達も感じのイイ奴らばかりだ。
しかし……
「せっかくの誘いだが……断らせてもらうよ。」
「「!?」」
首を振りながらの俺の答えに驚く『白ひげ』とマルコ。そりゃあ、そ
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