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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第08話 息子
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「待て、『白ひげ』。」
「!!…何の真似だ?小僧。」
『白ひげ』が能力を使うおうとしているところを俺は腕を掴んで止めさせた…その行為に『白ひげ』はジロリと睨んだ。
「あんたの息子達を助ける役目……俺にも手伝わせてくれ!」
「!?」
「何だと!?」
突然の俺の発言に『白ひげ』とマルコは驚いているが、俺は構わずに言葉を続ける。
「このまま、あんたが1人で助けてもいいんだが、俺も海軍に利用されたんだ。それだと俺の気が治まらねぇ…だから、俺も参加させてもらう!!」
「「………」」
俺の怒気を感じ取ったのか2人はしばらく黙り込んだが、すぐに『白ひげ』が口を開いた。
「…いいだろう。やってみな。」
「サンキュー…それじゃあ、まずはあの波の氷壁からだな。俺が右の壁をやるからあんたは左の壁を頼んだ!俺の合図で能力を使ってくれ!」
「ほう…おれに命令するんだ。余程の力を持ってんだろうな?」
「まあな?俺も少し本気にならせてもらうよ…海軍には悪夢を見せてやる。」
俺の提案に『白ひげ』はニヤリとしながら言うと俺も悪魔の様な笑みを浮かべて、俺と『白ひげ』は腕を曲げて正面へと持ってきて、力を入れる。
「?………まさか!!」
俺の行動に最初は不思議に思うマルコだったが、すぐに何をやろうとしているかに気づいて顔色を変えた。
「行くぞ!!せー……のっ!!!!!」
ドゴオオオオオオオオオン!!!!!
俺の合図と共に力を込めて『白ひげ』が左側を、俺が右側の『大気』を殴りつけるとヒビが入り、巨大な波の氷壁が砕けて、海に落ちていった。
「「「「!!!?」」」」
それを見ていた海軍や海賊達全員が呆気に取られていた。何しろ『地震』を……世界を滅ぼす力を持った人間が2人もいるのだ。
「よし!これで傘下の海賊達は逃げられるな。にしても、スゲ?なこの能力…」
俺は跡形もなく崩れ去った氷壁を見ながら、腕を下ろした。
「ん?どうした?お二人さん。」
「てめぇ…なぜ、おれの能力を……」
「………」
ふと、何か視線のようなものを感じるのでその方向を見ると、『白ひげ』が深刻な…マルコがポカンと口を開けたまま俺を見ていた。
「なぜって…言ったろ?少し本気になったって。」
『白ひげ』の質問に俺は笑顔で返した。
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