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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第08話 息子
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あいつを信じると言った!!オヤジが自分の目で見て、判断した上で信じると言ったんだ…だから、俺も信じた!!お前はオヤジだけじゃなく、オヤジが信じたものまで疑うのかよい!!」
「………」
激しく言い合うマルコとスクアードのやりとりを未だに『白ひげ』は黙って見ていた……海賊達が混乱する中、その隙をついてセンゴクが最後の映像電伝虫を持ったバギー達に狙いを定めた。
「『青キジィ』!!!」
「ん?」
センゴクの叫びと共に『青キジ』がその場から消えるのと同時に、バギーも何かの気配に気付いてその方向を見た瞬間、『青キジ』がバギー達と映像電伝虫を氷漬けにしていた。
ブツッ!!
『あ!最後の画面が……!!』
『おい!消えちまったぞ!?どうなってんだ!?』
『分からねえ!!だが、この戦争は仕組まれてたってことなのか!?』
最後の映像電伝虫の通信が切られた事により、シャボンディ諸島への映像が全て途切れたのと同時にセンゴクは引き続き、命令を下した。
「よし!!『包囲壁』作動!!」
「はっ!!」
すると広場と湾内の境目から水泡が発生し始め、壁が徐々に迫り上がって来るのを誰も知る由がなかった……いや、1人だけいた。先程から怒りを押し殺しながら、黙ったままマルコとスクアードを見ているシシだった。
「(ちっ…『赤犬』の野郎、原作じゃパシフィスタを使って『白ひげ』に不信感を抱かせたが、今回は予定が狂ったんで、俺を使いやがったな……なめた真似してくれてんじゃねーか!!いいだろう…そっちがその気なら、俺も少し本気になってやろうじゃねーか……だが、このまま『包囲壁』が展開されれば、少し面倒だな。)」
スクアードの言葉を聞いた俺は右手で肩の筋肉を解しながら、ジッと広場と湾内の境目を見る。
その時……
「おい!!ジンドウ!!『白ひげ』!!てめェら、何みっともねェことしてんだ!!」
「「!」」
俺と『白ひげ』はその声のする方向に視線を向けると、離れた場所で頭から血を流して、俺達を睨みつけているクロコダイルの姿があった。
「『白ひげ』!!てめェが仲間を売った?ジンドウ!!てめェが海軍の回し者?ふざけるんじゃねェ!!!てめェらはそんな小細工しなくても、充分にあいつらと渡り合えるハズだ!!特にジンドウ!!!」
クロコダイルはフックを持ち上げて、俺の方へと向ける。
「てめェが俺達の前に現れた時、確かこう言ったよな!?『俺は強い』と…その言葉通りに不快だが、てめェはおれを負かしたじゃねェか!!そんなてめェが『白ひげ』と組んで仲間を売ろうなんて、おれは絶対に認めねェぞ!!おれはそんな『卑怯な男』に敗けたつもりはねェぞ!!」
「「………」」
「クロコボーイ!!」
「クロコ
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