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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第08話 息子
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ひげ』がその男に命じておれ達を1人ずつ仕留めるつもりだったんだ!!だから、おれはやられる前に『白ひげ』を討ち取ろうとしたんだ!!」

「何ィーーーーーーー!!!」

「オヤッさぁん!!そりゃ、本当の事かよォーー!!」

周りの軍艦から傘下の海賊団から真偽を確かめるための声が上がる中、俺は体の内に怒りが込み上げてくるのを感じていた。

「なぜその男が邪魔をしたのかは分からねぇが、もう覚悟は出来てる…おれはアンタを裏切ったんだ!!殺せよ!!」

そう言うスクアードの頭には海軍のある男とのやりとりが思い出させていた。















時間は『白ひげ』が全海賊団の指揮を任せる通信を入れる前……スクアードは1人の海兵と話をしていた。

『てめぇの口車に乗ってたまるかよ!!』

『本当じゃあ…『白ひげ』とは話がついちょるし、何よりその男はわしの部下でのぉ。既に手筈は整うとるんじゃ…あとは実行するだけじゃけェ。」

スクアードは今し方、海兵から聞いた情報に驚いていた…それは『白ひげ』がおれ達の首と引き替えに『白ひげ海賊団』の身の安全とエースの命を助けるという取引とそれを実行するために、ある男を潜り込ませているというものだった。

『なら、よぉ見ちょれ。その男は『白ひげ海賊団』や傘下の海賊団にも一切手ェ出さんけェ…』

そう言う海兵にスクアードは半信半疑のままでその場を去った。















「そういやぁ、あの男…おれ達には一切手ェ出さなかったな。」

「確かに……むしろ海軍の奴らとは示し合わせたかのように戦っていたし……」

傘下の海賊達がこれまでの俺の行動に納得するかのような意見があちこちで上がってくる。一方、シャボンディ諸島でも……

『『白ひげ』が海軍に……『仲間』を売った!?』

『白ひげ』の行動に愕然とする観客達が多数を占めていた。

「おれぁ、信じられなかったよ…信じたくなかったよ!!」

そう言って、悲壮な表情で頭を抱え込むスクアードについに我慢できなくなったのかマルコが胸倉を掴んで、怒鳴りつけていた。

「バカ野郎!!担がれやがったな、スクアード!!!なぜオヤジを信じなかった!!」

「マルコ!!てめえまでしらばっくれやがって…!!」

マルコの言葉にスクアードも即座に反論に出る。

「オヤジは何よりも『仲間』を大切にしている!!それこそ『家族』の様にだ!!だから、おれ達はオヤジの事を『オヤジ』って呼んでるんじゃないのかよい!?」

「だったら、その男の事はどう説明するんだ!!」

「!!最初、俺もあいつを見た時は不審に感じた…その事はオヤジにも分かってたよい!!だが、オヤジは
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