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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第08話 息子
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『白ひげ海賊団』とエースの命は必ず助けるって確約されてんだろ!?」
「!!?」
「何言ってんだ!!どういう事だ!!?」
スクアードの言葉に周りの軍艦を襲っていた他の海賊団の船長や船員達も動揺を見せ始める中、なおもスクアードの言葉は続いていく。
「おれ達ァ、罠にハメられたんだよォ!!『白ひげ』にな!!!!おれァ、知らなかったぞ!!エースの奴が…あの『海賊王』ゴールド・ロジャーの……実の息子だったなんてな!!」
「………」
スクアードの言葉に『白ひげ』は黙って聞いていた……それでもスクアードは喋るのをやめなかった。
「おれがアンタに拾って貰った時、おれは1人だった…!!!なぜだかはアンタは知ってるよなァ!!おれの長く戦ってきた大切な仲間達はロジャーの手によって全滅させられたからだ…!!」
「そして、おれがどんだけロジャーの奴を恨んでるかも知ってるハズだ!!」
「………」
『白ひげ』は表情を変えずに、スクアードと出会った頃の事を思い出していた。
「だったら、一言言ってくれりゃあ良かったんだ!!『エースはあのロジャーの息子だ。だから俺はエースを次期『海賊王』にしたいと思っている。』って!!!」
「拾って貰った時からアンタはおれを騙して、裏切っていたんだ!!エースと仲良くもしていた!!…絵に描いたようなバカな話だ!!そして、そのエースが捕まったんだ!アンタもこれはマズイと思ったハズだ!!」
スクアードは拳を握り、狂乱に近い状態で甲板を殴りつける。
「だからアンタはこの戦争が始まる前にセンゴクと取引をしたんだ!!おれ達、傘下の海賊団の43人の船長の首をやる代わりに、エースと白ひげ海賊団の命と身の安全の保証をしろってな!!それで取引は成立して話はついた!!そうだろ!?」
「それなのに、おれ達はエースの為や白ひげの為と言ってノコノコついて来てみれば、案の定だ!!波の氷壁で逃げ道はねェし、何よりもその男だ!!」
「?」
「俺?」
スクアードがいきなり俺の事を指さした……突然、俺の事が話題に出た事に『白ひげ』は不思議に思った。
「おれは知ってるんだ!!その男が海軍の回し者だってな!!」
「!!」
『おい!あの男…確かバーソロミュー・くまの奴らと一緒にいた奴じゃないか!?』
『そう言えば…!!じゃあ、あの白銀の男は海軍側だってのか!?』
『今まで『白ひげ』達に味方をしていたのも作戦の内だったのか!?』
「………」
スクアードの言葉に驚く『白ひげ』とつい先程の映像と同じ人物がいるのに納得し始めるシャボンディ諸島の観客達だが、俺は静かにスクアードの言葉を聞いていた。
「この作戦は陽動でおれ達、傘下の海賊団を欺くためだ…!本当は『白
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