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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第07話 狂い始める作戦
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問で返して悪いが、人に名前を聞くときはまず自分から名乗るってことを知らないのか?」

「その質問に答える義理はねぇな。わいは『世界一ガードの固い男』…したがって口も固い『世界一口の固い男』でもある戦桃丸だ。言っておくが、今のは質問に答えて名乗ったんじゃねえぞ?自分から言ったんだ。」

「分かってるよ…と言うか最初からあんたの名前くらい知ってたしな…そして、あんたがオジキと呼んでる奴が『黄猿』ってこともな。」

戦桃丸の答えに俺は初めから知っていた事を明かすと、戦桃丸は顔を顰める。

「ムッ!オジキの事を知っていると言うことはお前はジンドウ・シシだな?」

「ああ、そうだ。そして、あんたらの作戦をぶっ壊すためにパシフィスタを足止めしにきた…そこの奴みたいにな。」

そう言って俺はたった今、両断したパシフィスタを親指で指した…当然のことながら、完全に機能を停止している。

「!!そういやお前、どうやってこいつらを切った?こいつらの体は鋼鉄以上の強度で出来ている。そう易々と切れる訳がねえ!!」

「さあな?それこそ答える必要はない……さて、余計な話はいいからとっととかかってこい!それとも今更、作戦を断念するか?」

俺は刀を持った手で挑発するように手招きをする…その行動に戦桃丸は担いでいた鉞を手に取り、俺の方へ向けてパシフィスタに命令を下した。

「作戦は止めさせねえ!お前ら!あいつがジンドウ・シシだ!!命令通り、あいつを優先的に仕留めろ!!他の海賊達はついででも構わない!!行けぇ!!」

パシフィスタ達は即座に行動をし始め、俺に向けて掌や口からレーザーを発射させて仕留めようとする。

「さて、Dr.ベガパンクが開発した『人間兵器』…さっきは思わず破壊したけど、その戦闘能力はなかなかの物だし、ここは……」

俺はレーザーを躱しながら1体のパシフィスタに近づき、刀を持った手と反対の手をパシフィスタの顔に押しつけて力を込める。

『ピピッ』

すると電子音のような音と共にパシフィスタが向きを変え、レーザーを他のパシフィスタへと放ち始め、その内の1体にレーザーが着弾して爆発を起こした。

「!?何だ、こりゃあ!!」

「おし!うまくいったようだな。」

いきなり味方を攻撃し始めたパシフィスタに戦桃丸は焦りを隠せずにいた…その様子に俺はニヤリと笑いながら、刀を納めた。

「てめぇ…一体何をしやがった!!?」

「別に大した事はしてはいない…ただ、ちょっと暴走させただけだ。」

ニヤリと笑っている俺に向かって、戦桃丸が声を荒げて質問してきたので簡潔に答えてやった…俺が使ったのは『バグバグの実』の能力で、銃や大砲などの機能を暴走させるのだが、今回はパシフィスタに搭載されている機能にバグを発生さ
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