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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第06話 危険視
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迷界六道に声・縁・菩・仏の四聖、これら合わせて十界と称す。一刀流『連撃』…!!」
徐々に間合いを詰めながら俺は素早く刀を抜き、連続して刀を振るう……『鷹の目』もそれに気づき、手に掛けた刀を振るった。
「
『十界降魔枷』
(
じっかいごうまかせ
)
!!」
「残像!?」
しかし『鷹の目』の攻撃は俺の攻撃を捕らえることなく、全て空を切り、その隙をついて懐に入り込み、俺は『鷹の目』の体を上に切り上げた
「ぐっ!!」
刀を杖代わりにして膝をつき、傷口を押さえながら俺を睨みつける『鷹の目』…そんな姿を見ながら俺は刀を鞘に納めると踵を返した。
「言ったろ?本気になったって?まあ、この程度で俺はあんたを越えたとは思わない…だから、その役目はゾロに譲る。あんたも傷を治して、万全の状態でゾロと戦うんだな。」
「ま、まさか……『鷹の目』が負けたぁ!!??」
「『七武海』の1人が敗れたぞぉ!!!!!」
「さて、それじゃ世界政府の『人間兵器』ってやつを見に行くか。」
膝をつく『鷹の目』の姿を見た海兵や海賊達はその重大な出来事は直ちに知れ渡るのを確認すると、俺は湾頭へと急いだ。
「センゴク元帥!!準備が整いました!!」
「そうか…湾岸と湾頭の準備もか?」
「はい!全てです!!」
処刑台へ報告に来た海兵に再度、確認をするセンゴク…シシの読み通り、湾岸の包囲壁作動と湾頭のパシフィスタ配置が完了し、あとは作戦を実行するのみになっていた。
「ん!?おい!処刑の準備が始まったぞ!!」
「本当だ!でも、予定された時刻よりだいぶ時間が早いぞ!!」
シャボンティ諸島に映像電伝虫によって映し出された映像を見ていた人々は処刑台の部分が映し出された時、処刑人が準備をし始めるのに気づき声を上げた。
「あいつら……!!エースに何するつもりだ!?まだ、処刑の時間には早いぞ!!」
戦っていた海賊達も海軍側の予想外の行動に驚いて、戸惑っている。
「本当にエースの処刑早めるつもりなんだ!!待ってろー!!エースーーーーーーー!!!」
ルフィも処刑台の様子に気付き、声を上げて走るスピードを早めた……その頃、処刑台では再びセンゴクの言葉が飛び交っていた。
「直ちに映像電伝虫の通信を切るんだ!!この作戦によって起きる惨劇を何も世界に見せる必要はない!!不信感を持って貰っても困るからな!!」
処刑台の下にいる赤犬と青キジもセンゴクの言葉にじっと耳を傾けている。
「生ぬるい世間にとって、余りにも刺激が強すぎるだろう!だから、数時間後………再び伝えられる情報は我々の『勝利』……その二文字だけで
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