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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第04話 参戦
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〜。あー、誰かいるかい?」

「ハッ!は、はい!!!」

黄猿の呼びかけに、1人の海兵が慌てながら返事をして敬礼をする。

「中将達とその他の部隊に通信を入れてくれるかい?あとセンゴクさんにもねー。」

「わ、分かりました!!」

そう言うと海兵は通信を入れるための準備を始めた。






















一方、処刑台ではセンゴクとガープ、それにエースがどんどんと突入してくる白ひげ海賊団と海兵達の戦い、そしてルフィの姿を見ていた。

「ルフィ……みんな……」

悲痛にも似た表情で弟と仲間の心配をするエース。そこへ……

「センゴク元帥!!」

「…どうした?」

連絡兵がセンゴクの元へ慌てた様子で駆け寄ってきた。

「ハッ!黄猿大将からの通信が入りまして、その報告にと!!」

「分かった、聞こう。」

「はい!湾内にて、『麦わらのルフィ』の隣にいた白銀の男と接触し、戦闘を行ったそうです!!」

「!!」

その報告にセンゴクはやや驚きはしたものの平常を保ったまま、次の報告を待った。

「名前はジンドウ・シシ!目的は『麦わらのルフィ』と同じくエース救出だと思われます!!」

「そうか…で?その男は捕らえたのか?」

「いえ…それが……」

センゴクが男の捕縛について確認すると、連絡兵がたまらず言い淀んだ。その様子にセンゴクは違和感を感じ、問いただした。

「?どうした?早く報告しろ。」

「黄猿大将を退け、そのままこちらへ向かっているそうです。」

「何だと!?」

この報告にさすがのセンゴクも驚きを隠せず、連絡兵に詰め寄った。海軍本部最高戦力とも称される存在であり、その実力は海軍のみならず海賊達にも知られている存在……それを相手に退けるなど並大抵の事ではない。

「あと…もう一つ報告が…」

「!!……今度は何だ?」

「はい。これは自分も信じられないのですが……黄猿大将が言うにはその男は悪魔の実の能力を複数使ったとの事です……」

「!!!」

「あの黄猿大将が嘘をつくとは考えられません…ですので本当の事かと思われます。」

恐る恐る答える海兵に苛立っていたセンゴクは声にならない驚愕の表情で青ざめていた。

「なお、中将達やその他の部隊にも通信を入れておりますので、じきに対応できるかと思いますが……」

「なるべく早急に対処させろ!!準備が整うまで保たせるんだ!!」

「ハッ!!」

センゴクの苛立った声に連絡兵は敬礼をして再び戦場へと戻っていった。

「(いったい何だと言うんだ…!!あの男は…!!)」















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