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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第03話 回合
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しながら、そんな事は関係ないかの如く言い返した。

「「(『白ひげ』に張り合っとるーー!!??何なんだ、あの2人は!!!)」」

「………!!!」

一連のやりとりを見ていたイワンコフとバギーは冷や汗をだらだら流しながら、口をあんぐり開けて同じ事を考え、他の奴らもあまりの事に言葉が出ず、口から泡を吹いていた。

「それと一つだけ言っておくことがある。」

「?」

俺は海軍の作戦連絡に『エースの処刑時刻が早まる』という事を伝える。

「エースの処刑時刻が早まる!?確かにそう言ったのを聞いたんだな!?」

「ああ、間違いない。」

「おれも聞いたぞ!!何か準備ができてからと言ってたけど、他は暗号とかでよくわかんなかった。」

『白ひげ』の問いに俺とルフィは共に肯定の言葉を放つ。

「そうか…それは重要な事を聞いた…すまねェな!」

「いいんだ!!気にすんな!!」

「俺達の目的は一緒なんだ。これくらいの情報は共有しといた方がいいだろ?」

まるで(ある意味)仲間の様な会話を俺とルフィはニッと笑ってしたが、他の奴らは……

「「「(だから何であんたら『白ひげ』とタメ口張ってんだーーーーーー!!!)」」」

もはやこれしか言葉が浮かばないと言ったぐらいに混乱していた。

「シシ!!おれは先に行くから、あとで来いよ!!エース!今助けるぞ!!おおおおおおお!!」

「えっ、あ、おい!ルフィ!!」

言い終わるや否や俺の呼びかけを無視してルフィは叫び声を上げながら、戦場へと突入していった。

「はぁー…ったく、いきなり突っ込む奴がいるかあ?……いや、ルフィならあり得るな。」

溜息をつきながら、やれやれといった感じで俺は首の骨をコキッと鳴らして再びフワフワの実の能力を使って浮かび上がる。

「!!」

「んじゃ、俺も行くとするか。ルフィの負担を少しでも減らしとかねーとな。」

「待て、シシ。」

ルフィの目の前の敵を片付けるために向かおうとした時、『白ひげ』が俺を呼び止めた。

「何だ?」

「お前……一体何者だ?」

「何者って?」

『白ひげ』の質問に俺は戯けて答える……しかし、『白ひげ』はそんな答えでは納得しないかの様にこちらを睨みつけていた。

「その能力は昔、シキの野郎が持ってやがった能力だ。あの馬鹿は今どこで何をしてるのか知らねぇが、まず同じ能力を持つ奴はいねぇ。それにさっきもここへ来る時に何か能力を使っていたな。」

「!!」

くまの能力を使ったのは一瞬だったはずだが、そこまで見抜いているとは……伊達に四皇と呼ばれている訳ではないらしい。

「まあ、お前が正体を明かしたくねぇならそれでもいい。だが……!!」

そう言って
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