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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第02話 シシ
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んだけど?」
「俺には関係なくてもルフィには関係がある。それに……」
「?」
「これから命運を賭けた戦争に介入するのに戦力は一人でも多い方がいい。こう見えても…俺は結構強いぜ?」
そう言って俺は右手でGJをしながら自分の胸に押し当て、口の端をつり上げた。
「ほぉ……なら試させてもうおうじゃねえか。」
「………!!」
一度聞いたら耳から離れないそんな声質の言葉と共に体を砂に変えて、俺の背後にクロコダイルが左手のフックを振り上げる。
「クロコダイル!!」
「クロコボーイ!!!」
それに気付いたルフィとイワンコフが声を荒げる…しかし、次の瞬間!!
ドゴォン!!!!
俺は勢いよく振り返りながら、左手でクロコダイルの首根っこを掴み、そのまま後頭部から甲板に叩きつける。
「「!!」」
「な、何だァ!!??」
「「「!!!」」」
その光景に愕然とするルフィやイワンコフと突然の轟音に驚くバギーと囚人達を余所に俺は左手に力を込め、徐々に締め上げていった。
「ぐ……!!」
「おいおい、いきなりの奇襲は卑怯じゃねえのか?ま、海賊だからそんな事は当たり前だろうけど。」
「貴様…何故、俺の体を……!」
「ああ、確かスナスナの実の砂人間だったな?水がなきゃ触れないとでも思ったか?生憎だが、俺にはそんなの関係ねーよ。」
そう言って俺はさらに力を込める……確かにクロコダイルの砂の体に触るには水や血などの水分が必要だが、俺にとってはそんなものは関係ない…『自分に不利な効果は全て除外』って言っといたからな。
「………!!!」
「いいか?クロコダイル。俺はただエースを救いたいだけだ。てめえの相手はその後で存分にしてやる。だから黙ってろ…!!!」
顔をググッと近づけてそう言うと俺は左手を離した。
「(にしてもホントにすげーよな。ここまでチートな事になってるとは……うまくいけば、黒ひげが言ってた通り、『俺の時代だ!!』とかやれそうだな…そんなんやる気はないけど。)」
咳き込むクロコダイルの傍らで手をにぎにぎしながら、そんな事を考えていると……
「ヴァナタ、一体……」
「すっげえーーーーーーーーー!!」
イワンコフが呆気に取られる中、ルフィが目をその名の通り輝かせながら、俺の手を握りしめてきた…まず俺の世界じゃ絶対に見ることができない光景だな。
「なあ!!どうやったんだ!?あいつは水がなきゃ触れねーんだ!!」
「あー、どうって言われてもなあ………気合い?」
さすがにチートのことを言うわけにはいかない、だからと言って覇気のことを説明しても習得するまでには時間が足りない。故に適当に誤魔化せそうな理由を言っておく…こん
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