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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第02話 シシ
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許すことにした!!」

「「「え!!??何故なんだ!!!!」」」

バギーの言葉に一瞬、耳を疑う囚人達にバギーはさらに言葉を続ける。

「確かにこいつは俺を傷つけた……だが!!俺は白ひげの首…すなわち世界を取る男だぜェ!?そんな男がたかが顔を傷つけられたぐらいで、頭にきてたら底が知れらァ!!!ここは俺の寛大な心で許してやろうじゃねェか!!!俺の夢はもっと先にあるんだからよォ!!!」

「「「うっ…ううっ……キャプテン・バギー…あんたって男はどこまでスゲー男なんだあ!!!俺たちゃあ一生あんたについていくぜ!!!バギー!バギー!バギー!」」」

バギーの台詞と共に囚人達は涙を流しながら、改めてバギーの存在を称え合った。

「ホントにちょろいもんだな。白ひげとの対面でもあっさりと煽てられて、良いように丸め込まれてるし……マルコの台詞にも頷けるな。」

そんな光景を端から見ていた俺はそう言いながら、再びルフィの方へと向き直った。

「お前、スゲーなあ!!あれ、ホントの事なのか!?」

「シャンクスと兄弟分以外は全部嘘だよ。ああいうヤツは煽ててのせるのが一番良いからな。」

「へぇー、やるなあ。」

感心するルフィに俺はさも当たり前の様に答えた…その言葉にルフィは目を輝かせながら、改めて握手を求めてきた。

「邪魔が入っちまったけど、よろしくな!!!」

「ああ、こちらこそ。」

そう言って俺はルフィの手を握り替えした。そこへ……

「ヴァナタ、ちょっといいかしら?」

呼びかけたのはカマバッカ王国の元女王であり革命軍の幹部でもあるエンポリオ・イワンコフだった。

「何です?革命軍幹部のエンポリオ・イワンコフさん?」

「…!ヴァターシの事も知っているわけね。」

「ああ、インぺルダウンに収監されつつも密かにレベル5.5「ニューカマーランド」で同士を募り、決起を待っていた時に同胞であるドラゴンの息子ルフィが現れ、その援護をするために脱獄した…とね。」

「そこまで知っているなんて…ヴァナタ一体何者なブル?」

「俺の名前はジンドウ・シシ。それ以下でもそれ以上でもねーよ。」

「………」

黙って俺を見るイワさんに俺も原作の知識を活用して、名乗りながらイワさんの顔を見上げた……ホントに顔デケーな…小さい子供が見たらトラウマになるぞ、これ。

「…まあ、いいわ。ヴァナタの事は後回しにするとして、目的は何?どうしてここにいるの?」

「俺の目的はあんた達と同じエース救出…そのためにここに来た。」

俺は真剣な目でイワさんの顔を見つめ返した。

「…なぜヴァナタがエースボーイの救出を手伝うわけ?ヴァターシにはヴァナタがこの件について何にも関係ナッシブルな事のように思える
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