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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第02話 シシ
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ルフィに俺はじっと見ていた……すると視線に気付いたのかルフィがこちらを向いて話かけてきた。

「ん?どうした?シシ」

「いや、何でもねーよ。」

「何だよぉ、気になるじゃんかよ。」

「大したことじゃねーよ。」

「ぶーぶー、ならいいじゃんか。言ってみろって。」

文句を言いながら、しつこく聞いてくるルフィに俺は観念した。

「ふぅー…分かったよ、教えてやる。」

「おう!言ってみろ!」

腰に手を当て、どーんと胸を張るルフィに俺は思わず苦笑した。

「ああ……ルフィ達と出会った時のことを思い出していたんだ。」

「出会った時のこと?」

「ああ。」

そう言って、俺は空を見上げてルフィ達のとの出会いを思い出していた。




















〜回想〜 SIDE 麦わら組

時間は白ひげが津波を起こし、それを青キジが氷漬けにした所まで遡る。

「何が起きたんだ!!!」

「何で海が凍ってんだよ!!??」

「知るか!!いきなり大波にさらわれたと思ったらいきなりこんな所に……」

1隻の軍艦が凍った津波の頂上で埋まり、立ち往生していた。その軍艦の乗組員…インぺルダウンの脱獄囚達はいきなり起きた出来事に慌てふためいていた。彼らは正義の門を通過した後、エースがいる処刑台へと向かう途中に大波にさらわれ、そして氷漬けになった海の頂上に埋まっていた。

「ふん、下を見てみろ。面白いモンが見れるぞ。」

そんな様子を余所にクロコダイルはそんな言葉を言いながら下を覗き込んだ。

「……オヤジさん!!!」

覗き込んだジンベエは自分の恩人である人物を叫ぶ。

「既に『戦争』は始まっチャブルね!」

同じく下を覗き込んだイワンコフも状況を把握し、言葉を発する。

「で?どうすんだよォ!!麦わらァ!!」

この状況に痺れを切らしたバギーがルフィに食ってかかっていた。それに対してルフィは……

「お前らおれの話を聞け!おれにいいアイデアがある!!これで乗り切るしかねェ!!急がねェとエースの処刑時間があと3時間もねェんだ!!」

そう言ってルフィは全員に聞こえるように自分が考えたアイデアを伝える。

「はァ!?この凍った海を艦で滑り降りるだァ!?」

「何言ってるガネ!!動かせるわけがないガネ!!」

ルフィの突拍子もないアイデアにバギーやMr.3は反対の意見を言い出す。ジンベエや囚人達は腕を組んだまま、黙ってその話を聞いていた…クロコダイルも同じく黙って話を聞いていたが、態度はどうでもいい感じだった。

「無理じゃねェ!!力を合わせれば必ず出来る!!!」

ルフィはそんな意見にも怯まず、言い返
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