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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第02話 シシ
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を聞けていたが、今回に限っては俺が介入したせいで聞くことが出来なかったしな。
「気にすることないガネ。私も成り行き上、共に行動しているだけで一応、報告はしといた方が良いと思っただけだガネ。」
そう言うとMr.3はくるりと後ろを向いた……俺はそのまま構わず、話し続けた。
「だけど、あんたには期待してる。いざとなったら頼むぜ?ボンちゃんのためにも……な。」
「!!」
そう言う俺の言葉に少し肩が揺れるのが分かった……処刑台が破壊された時にMr.3が落下しながらも鍵を作り、そこにいる理由を打ち明けた時に俺はこいつに俺は男を感じたね。
「お前、それをどこで……」
「おーい!!シシーーーー!!」
Mr.3が何か言いかけた時、ルフィが手を振りながらこっちへ向かって来ていた。
「どうした?」
「こっから滑り降りる準備をするから手伝ってくれねえか?」
「その事なんだが、俺に任せてくれないか?」
「ん?なんだ?何かあるのか?」
「ああ、あとルフィとイワさんに協力してほしいことがある。」
「?」
「アラ?ヴァターシもなの?」
俺はルフィとMr.3と同じく傍にいたイワさんの顔を交互に見やる。
「ああ、二人は俺が合図したら下の氷を破壊してほしいんだ。」
「「!!」」
俺の提案に驚く二人。
「大丈夫、そのあとは俺に任せてくれ……頼む!」
そんな二人に俺は真剣な顔と目つきで頼み込む……せっかくチートでここに来たんだから、それを使わない手はない…それに原作を読んで、これにぴったりな能力もあるしな。
「分かった。」
俺の熱意に動かされたのかルフィが大きく頷く。
「!!いいのか?」
「ああ、それに俺はシシを信じる!」
そう言うルフィはバシッと左の拳を右の手の平に打ち付ける。
「麦わらボーイが信じるって言うんダッチャブルなら、ヴァターシも信じないわけにいかナッシブルね…やってみなさい。」
イワさんも腕を組みながらルフィと同じように頷いた。
「ありがとう二人共。」
その言葉に俺は頭を下げた……突然現れたこんな俺を信じてくれる二人のためにも必ずエースは助けてみせる…その決意を固くする俺だった。
「よし、じゃあ皆を集めてくれ。」
「「わかった(わ)」」
そう言うと二人は他のメンバーに声をかけに行った。数分後、メンバーが集まり、俺は船首の方へ向かっていった。
「準備はいいか?」
「おう!いつでもいいぞ!!」
「こっちも準備は出来てナブルよ。」
「ホントに大丈夫なんだろうなァ!!」
「ふん……」
「………」
俺の問いかけにルフィ達が思い思いに反応する……俺は一瞬まぶたを
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