暁 〜小説投稿サイト〜
古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
勝負はこれからだ! 既に勝負はついている
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輸送機内部、カタパルト

『シンキ君、発進許可が下りたけど今回はなんのシルエットで行くのかしら?』
「奴は今までの使徒よりも得体が知れません。ですのでフォースシルエットでお願いします。機動性重視で攻めて行きます」
『了解』

シンキは既にコアスプレンダーに乗り込んでおり、内部で管制官とやり取りをしていた。そしてそのやり取りも終わり、機体チェックも終わり気を引き締めると、モニターに再び光が灯った。シンキは誰だ?と思ってモニターを見てみるとシンキはゲッ!!?っと声を上げた。そには柔らかく波打つ金髪に大きめの目の美少女。

『シンキ!今日は私と一緒だよっ!』
「うげっ、マジ!!?」
『マジだよマジ。俺も出るから問題ないだろ』

そう声と共にもう一つのモニターにも光が灯った。そこには刃物のような鋭い目つきをし、黄緑の髪をした青年がいた。めんどくさそうにヘルメットを被りながら口を開く

『おいステラ、いい加減ヘルメット付けろ。もう直ぐ出撃だぞ』
『は〜いスティング。ねぇシンキ!これ終わったらいっぱいいっぱいしようね!』
「か、勘弁してよステラ!!」

シンキはステラの言葉に恐怖を覚えながらもヘルメットを被る。かなり怖がっているようだ

『おいステラ。いい加減にしろ、それとシンキ、ステラ泣かせたら承知しないからな』
「そ、そんな〜!!・・・はぁ・・・そう言えばアウルは?」
『あいつの機体だと今回は場が悪いだろ。だから留守番だ』
「はぁ・・・んじゃ行きますか」

シンキはなんだかがっかりしながら顔を引き締めてモニターを切った。

「シンキ・ナンブ、コアスプレンダー出撃します!!」

シンキは一気にスロットルを開いて、輸送機から飛び出した。その後を追う様にチェストフライヤ―とレッグフライヤーが飛び出す。それと同時に別の発進口が開き始める。

『カオス、ガイア発進準備完了しました!タイミングはスティング君とステラちゃんに渡します!』
「了解、スティング・ナンブ。カオス出る!!!」
「解った。ステラ・ナンブ。ガイアいくよ!!!」

コアスプレンダーの後のパーツ達の後に飛びだしたのは2機の巨人だった。二つの目、二本の角を持つ特徴的な頭部に直線的なフォルム。特殊な兵装を持っているが、インパルスと同系統の機体である事は直ぐに理解出来た。スティングが操るは『カオス』。ステラが操る機体は『ガイア』と呼称された機体であった。

カオスはすぐさま使徒に向って飛行を始め、コアスプレンダーは素早くパーツドッキングを済ませて、シルエットフライヤーが運んで来たユニットと合体した。ユニットは四枚の赤い翼が十字に展開した。それと同時にインパルスの機体色が変わった、胸部は蒼に、腹部は赤に見事なトリコロールへと変貌した。ガイアは山中
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