暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第4話
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「私のことは、朱乃でいいですわ」

「・・・・・・私も小猫でいいです」

 二人とも顔が赤くなっていた。・・・・・・風邪だろうか?

「わかりました。朱乃先輩と小猫ちゃんですね」

 正直ダメージは抜けないが、なんとか立ち上がる。まだ、涙目だ。その時に木場が手を貸してくれた。木場は、

「君も苦労してるんだね。僕のことは祐斗でいいから」

 と語っていた。木場、いや祐斗はいいやつだな・・・・・・・・。そして、祐斗も苦労しているらしい、確かに女子の中に男子が一人じゃ大変だろう。

 そこで、リアス先輩と兄さんが来る。僕の顔を見て、グレモリー先輩の顔が赤くなっていた。

「・・・・・・・・イッセー? あなたの弟は本当に男なのかしら?」

「俺も・・・・・・最近自信がなくなってきました・・・・・・・・・・・」

 女にしか見えないのはわかっているが、面と向かって言われると結構くるものがある。僕は部室の隅に移動して、体育座りで座る。また涙が溢れ出てきたのだ。

 元凶の二人は、他の人(悪魔)から責めるような目で見られていた。





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 まあ、最後の方は余計だったが、そんなことがあったのだ。なので、兄さんはハーレム目指して頑張っているのだ。そして、数日後・・・・・・・・・・。

「今回はあなたに仕事を任せてみようと思うわ」

 チラシ配りが終わり、ようやく仕事がもらえるようだ。

 どうやら、小猫ちゃんへの依頼の代わりに兄さんが行くらしい。それも、魔法陣から依頼人のもとへ、瞬間移動するようで、今回僕はお留守番だ。

「それじゃあ、いってらっしゃい!」

 魔法陣から光があふれ、兄さんの体を覆う。そして、光が収まった後には――――

「リアス先輩。兄さん、まだいますよ?」

 兄さんも困惑した表情で先輩を見ている。先輩は額に手を当て、困り顔。朱乃先輩はあらあらと残念な表情。木場は溜息をついていた。

 リアス先輩の説明している。どうやら、兄さんには魔力が悪魔の子供以下の量しかないらしい。僕は魔力が桁違いに多いので、兄さんにもそれなりの量があると思っていたようだが、違うようだ。

「こwwwどwwwもwww以www下www」

 僕は大爆笑。ドラゴン波よりもクリティカルヒットした。

「・・・・・・・無様。ナギ先輩の搾りかすですね」

 小猫ちゃんは痛烈な口撃。小猫ちゃん? 兄さんが泣いちゃうよ?

「あらあら、困りましたわね」

 困り顔の朱乃先輩。

 結局、足で行くことになった兄さん。足で行くならと僕もついていくことにした。

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁん! がんば
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