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我が剣は愛する者の為に
賭けの結果
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「約束を反故にする事は、私の信用に関わる。
 でも、功績を得られなかった訳ではない。
 だから、死刑を減刑にしておしおきだけで済ましてあげる。」

「曹操様っ!!」

華琳の言葉を聞いて、ぱぁ!と笑顔を咲かせる。

「それから、季衣と共に私を華琳と呼ぶのを許しましょう。
 より一層、奮起して仕えるように。」

「あ・・・ありがとうございます、華琳様!」

「ふふっ。
 なら、桂花は城に戻ったら、私の部屋に来なさい。
 たっぷりと可愛がってあげる。」

「はいっ!」

おお、華琳と桂花の間に桃色の空気ができ始めた。
何週間か華琳と仕事をして、分かった事はあいつはレズだ。
春蘭や秋蘭は華琳に夜な夜な身体を預けている。
今も華琳の発言を聞いて、姉妹は羨ましそうに見つめている。
そこで、ふと疑問に思った事を口にする。

「華憐もそっちの気があるのか?」

「ぶっ!?」

水を飲んでいた華憐が一気に噴き出す。

「ごほっ、ごほっ!?
 ち、違います!
 わ、わた、私は姉さんと違って普通です!」
 

咳き込みながら顔を赤くして、必死に否定してくる華憐とちょっとだけ可愛いと思ってしまった。

「一応、参考に何だが。
 他の奴は?」

「私はそっちに興味はありませんよ。」

「右に同じ。」

「私はやった事ないけど、面白そうとは思わね。」

「れ、黎がその気なら、私は・・・・」

『縁様、一筋。』

星、月火、胡蝶、優華、黎がそれぞれ答えた瞬間、優華の双鞭の片方が首を狙った一撃が振るわれる。
直前に首を引っ込めてかわす。

「あ、あぶねぇ・・・・」

「あっ、ごめんごめん。
 手が滑ったわ。」

「完全に八つ当たりですよね!?」

俺が優華に殺されそうになったのに文句を言っている間。

「美奈はどうだろうか?
 普通だと思うが・・・・待てよ。
 あいつが普通だとして男を連れて来たら・・・・
 その男と結婚したいと言い出したら・・・・・・・おおおおお!!
 美奈よ、儂を置いて行かないでくれ!!」

「豪鬼ってたまに美奈ちゃんの事が絡むと、正気が無くなるよね。」

「ここで常識人は縁と私と一刀くらいかしら。」

「失敬な。
 私もその中に入っていないのか?」

「あんたはどっちかって言うとあっち側でしょうが。」

豪鬼は頭を掻き毟りながら、何故か涙を浮かべ。
一刀と月火は呆れた顔を、星は納得いかない顔を浮かべていた。
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