賭けの結果
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「約束を反故にする事は、私の信用に関わる。
でも、功績を得られなかった訳ではない。
だから、死刑を減刑にしておしおきだけで済ましてあげる。」
「曹操様っ!!」
華琳の言葉を聞いて、ぱぁ!と笑顔を咲かせる。
「それから、季衣と共に私を華琳と呼ぶのを許しましょう。
より一層、奮起して仕えるように。」
「あ・・・ありがとうございます、華琳様!」
「ふふっ。
なら、桂花は城に戻ったら、私の部屋に来なさい。
たっぷりと可愛がってあげる。」
「はいっ!」
おお、華琳と桂花の間に桃色の空気ができ始めた。
何週間か華琳と仕事をして、分かった事はあいつはレズだ。
春蘭や秋蘭は華琳に夜な夜な身体を預けている。
今も華琳の発言を聞いて、姉妹は羨ましそうに見つめている。
そこで、ふと疑問に思った事を口にする。
「華憐もそっちの気があるのか?」
「ぶっ!?」
水を飲んでいた華憐が一気に噴き出す。
「ごほっ、ごほっ!?
ち、違います!
わ、わた、私は姉さんと違って普通です!」
咳き込みながら顔を赤くして、必死に否定してくる華憐とちょっとだけ可愛いと思ってしまった。
「一応、参考に何だが。
他の奴は?」
「私はそっちに興味はありませんよ。」
「右に同じ。」
「私はやった事ないけど、面白そうとは思わね。」
「れ、黎がその気なら、私は・・・・」
『縁様、一筋。』
星、月火、胡蝶、優華、黎がそれぞれ答えた瞬間、優華の双鞭の片方が首を狙った一撃が振るわれる。
直前に首を引っ込めてかわす。
「あ、あぶねぇ・・・・」
「あっ、ごめんごめん。
手が滑ったわ。」
「完全に八つ当たりですよね!?」
俺が優華に殺されそうになったのに文句を言っている間。
「美奈はどうだろうか?
普通だと思うが・・・・待てよ。
あいつが普通だとして男を連れて来たら・・・・
その男と結婚したいと言い出したら・・・・・・・おおおおお!!
美奈よ、儂を置いて行かないでくれ!!」
「豪鬼ってたまに美奈ちゃんの事が絡むと、正気が無くなるよね。」
「ここで常識人は縁と私と一刀くらいかしら。」
「失敬な。
私もその中に入っていないのか?」
「あんたはどっちかって言うとあっち側でしょうが。」
豪鬼は頭を掻き毟りながら、何故か涙を浮かべ。
一刀と月火は呆れた顔を、星は納得いかない顔を浮かべていた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ