はぁ…なんでこんなことに……
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まあ、五十回くらいか?
広場の北に見える宮殿、《黒鉄宮》という名の建物の中で蘇生する…。
RPGというのは、そういうものだ。何度も何度も死んで、学習して、プレイヤースキルを上げていく種類のゲームだ。
それができないって辛くないか?一度で失敗して死んだら人生おしまいか?
はははははっ!!笑えてきたぜ
おもしれぇじゃねぇかよぉ!!
「……馬鹿馬鹿しい」
キリトは低く呻いた。
そんな条件で攻略するやつなんているか?
みんな安全な街区圏内に引きこもり続けるに決まってるな。
『諸君がこのゲームから解放される条件はたったひとつ。先に述べたとおり、アインクラッド最上部、第百層まで辿り着き、そこに待つ最終ボスを倒してゲームをクリアすればよい。その瞬間、生き残ったプレイヤー全員が安全にログアウトされることを保証しよう。』
全プレイヤー、しん、と沈黙した。
さすが茅場だな。全プレイヤーの思考を読んでるような発言だ。
「クリア……第百層だとぉ!?」
クラインが突然言った。
「で、できるわけきゃねぇだろうが!!ベータじゃろくに上がれなかったって聞いたぞ!!」
キリトがいったのか…まあ真実だよな。
オレと、キリト二人で十層までしかいけなかった。
たしか、それがベータテストの一番上だったはすだ。
層が上がってくにつれて強さは上がってく。
プレイヤー全員が思っただろう。
クリアするのにどれくらいかかるだろう?と
それに時間が流れるにつれてここに慣れていくだろう。
帰れなくていいと思うやつも出てくるはずだ。
てかみんなこの状況が″本物の危機″なのか″オープニングイベントの過剰演出″なのか判断できていないのだろう
茅場の言葉が逆に現実感を遠ざけている気がする。
理解したやつがいても現実を受け入れきれてないみたいだ。
キリトも…クラインも…
赤ローブがいきなり右の手袋をひらりと動かし、一切の感情を削ぎ落とした声で告げた。
『それでは、最後に、諸君にとって、この世界が唯一の現実であるという証拠を見せよう。諸君のアイテムストレージに私からのプレゼントが用意してある。確認してくれたまえ』
それを聞いた俺は正直迷った。
茅場がろくなものを渡すとは思えない。
まあ、見てみるか。
興味本意で右手の指二本を揃え真下に向けて振った。
周囲のプレイヤー全員同様のアクションをし、広場いっぱいに電子的な鈴の音のサウンドエフェクトが響く。
メインメニューからアイテム欄のタブを叩くと
その
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