機動戦士ガンダムSEED
0217話
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接近中の戦艦、聞こえるか? こちらオーブ連合首長国所属のクサナギだ。貴艦の所属を明らかにして欲しい」
「カガリか? 俺だ、アスランだ。キラもいる」
「あらあら? 初めまして、私はラクス・クラインと申します」
「ああ、あんたがラクス・クラインか。話は聞いてる。こちらに合流するという事でいいのか? 一応私達はオーブ所属という形になってるんだが」
「ええ、構いません。キラやアスランから貴方達のお話を聞かせて貰い、その目指す未来は私と一緒であると感じました。だからこそ微量ではありますが、私も貴方達と共に未来を目指そうと思います」
アークエンジェルへと流れてきているその通信は、確かにカリスマ性を感じさせるものだった。元最高評議会議長の一人娘とは言え、一介の歌手がパトリック・ザラに対抗出来ていたのもこのカリスマ故なんだろう。
「アクセル?」
カガリがこちらへと視線を向けてきたので、小さく頷く。
「問題無い、メンデルのドックに入って貰え。その後……そうだな。ラクス・クライン、聞こえているか?」
「はい、何でしょう?」
「その艦はまだ調整が十分に済んでいないな?」
「まぁ、どうして知ってるんですの?」
「それは後だ。ならその指示の必要もあるか。エターナルで俺達の事やこれからの事にについて話し合いたいと思うが、構わないか?」
「ええ、もちろんです。皆さんの来艦をお待ちしています」
「レモン」
「ええ、量産型Wを何人か連れていって調整作業に当たらせるわ」
さて、最後の役者であるエターナルにラクス・クライン、アンドリュー・バルトフェルドが揃った。ここからは時間との戦いになるな。
数時間後、エターナルがメンデルのドックへと着艦したのを確認した俺、レモン、コーネリア、マリュー、ムウの5人は途中でカガリ、キサカと合流してエターナルへと向かった。
「初めまして……というのは変かな。アンドリュー・バルトフェルドだ」
エターナルのブリッジに入った俺達を出迎えたのは、そんな声だった。
バルトフェルドの顔についている大きな傷跡は、恐らくラゴゥが撃破された時の傷だろう。そのバルトフェルドの周囲にはザフトの緑服を着たクライン派の軍人達が集まっている。
バルトフェルドの隣にいるのは確か副官のダコスタとかいう名前だったな。
「アクセル・アルマー。オーブと同盟を結んでいるシャドウミラーを率いている」
「へぇ、あんたが」
どこか興味深そうに俺の顔を覗き込むバルトフェルドだったが、すぐに他の面々へと視線を向ける。
「アークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスです。尚、所属はシャドウミラーとなります。……でも、驚きましたわ」
「お互い様さ」
「あ、いえ、そう言う訳じゃなくて……いえ、それもあるんですが」
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