帰国、驚愕、約束、また驚愕
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
に関しては長い話なので座って話しましょう」
とてもいい笑顔でそう言い、談話室へと向かったのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
「……何故だか今日一日でもの凄く疲れる気がするな」
自分の家なのに疲れるとはこれ如何に?まあ、理由は分かっているんだけどね。現実逃避しているんだよ。
そう思っていると扉を開けて元凶の一人である執事_シリウスがティーセットを持って入ってきた。
「お待たせしました。私の話は少々長いのでお茶を飲みながらお聞きくださいませ」
紅茶を置きながら話していくシリウス。
「ありがとう。………で、シリウス。君は一体何なんだ?」
取り合えず疑問に思っている事を聞く。
アテナと何があったのかは後にして、先にある疑問を処理しよう。
「そうですね。端的に申しますと、人であって人にあらず。化物であって化物にあらず。――まあ、吸血鬼のような者ですかね」
「吸血鬼ね。…………はあ!? 吸血鬼ってあの血を吸う!」
人を餌とし血を吸い、永遠の若さと力を手にする怪物。圧倒的な膂力は人では相手にならず、倒すことは困難を極める。十字架やにんにくを嫌い、鏡に映らず、太陽の光にあたると塵と化して死ぬ。または心臓を潰される事によって死ぬ怪物。
「その吸血鬼ですよ。尤も私は吸血鬼モドキというのが正しいのですがね」
「……モドキだと?」
「そうです。私は自身の異能と魔術の融合の末に生まれたそう言った存在なんですよ」
何だか凄い話になってきたな。おい!
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ