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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第六十七話】
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を行った。
――もともと打鉄に射撃武装は無いのだが、借りるときのオプションで色々武装を付けれたり出来る。
「ふん……。理論値最大稼働のブルー・ティアーズならいざ知らず、この程度の仕上がりで第三世代型兵器とは笑わせる」
セシリア、美冬による十字砲火による射撃を交わしつつ、先ほどと同様に腕を突き出す、だが今度は左右同時であり、その交差させた腕の先では目に見えない何かに捕まれたかのようにビットと、拳銃の弾丸がその場で固定されたように止まった。
「動きが止まりましたわね!」
「貴様もな」
「――私もいるんだからっ!」
「ふん…。訓練機に遅れをとる私ではない」
セシリアの正確な射撃、だがボーデヴィッヒの肩の大型カノンの砲撃で相殺。
一方の美冬は再度近接ブレードを展開し、間合いを詰めて斬りにかかる――が。
「くっ…。動けない…っ」
「貴様は後回しだ」
動きが止まった美冬を一瞥し、意識をセシリアの方へ向けるボーデヴィッヒ。
セシリアは直ぐ様連続射撃に移行しようとするが、ボーデヴィッヒは捕まえていた鈴音をぶつけて阻害した。
「きゃああっ!」
「セシリアっ!鈴――」
「貴様は邪魔だ。早々に退場してもらおう」
再度装填された大型カノンを美冬に向けるボーデヴィッヒ。
その砲口を向けられた美冬は、何とか避けようとするがなすすべ無く、大型カノンの直撃を受け、その衝撃に地面へと叩きつけられた――。
「―――美冬……。―――ぁぁぁぁあああッッ!!!」
アリーナ観客席に響く叫びにも似た俺の声、その場にいた皆が驚き、此方を見ているがそれにも気付かずISを展開してそれを纏い、武装を展開する。
一方のボーデヴィッヒは、直ぐ様姿勢を崩したセシリアと鈴音に対して突撃を仕掛けた。
その速度は凄まじく、間合いを瞬時に詰めた。
「『瞬時加速』――!」
織斑のそんな言葉が聞こえてきた――瞬時加速、織斑がよく使う技能だ。
その瞬時加速の突撃に対応するように鈴音は双天牙月の連結を解いた。
理由は、ボーデヴィッヒが両手首に装着しているパーツ部分からプラズマ刃が展開され、左右同時の連撃で鈴音へと襲い掛かる。
「このっ……!」
前進し続けるボーデヴィッヒに対して後退で距離を置きながら鈴音は刃を幾度となく捌き、凌いだ。
アリーナの形状に合わせた機動で追い詰められないようにしている鈴音。
だがボーデヴィッヒのワイヤーブレードが鈴音へと襲い掛かる。
今度は両肩だけではなく腰部左右に取り付けられていたものを合わせて計六基。
その六基全てが複雑な三次元躍動で接近、それ
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