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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第六十七話】
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接ブレードを構えたまま突撃していった。
その爆発の中心部にいたのは漆黒のIS『シュヴァルツェア・レーゲン』を駆るラウラの姿だった。
よく見ると、突撃した美冬のISは両肩の盾を失っていて、セシリアと鈴音も美冬程ではないがISにかなりのダメージを受けていた。
二人の機体は所々損傷し、ISアーマーの一部は完全に失われている。
美冬の打鉄も右脚部装甲が失われ、剥き出しの状態になっていた。
ボーデヴィッヒも無傷ではなく、三人と比較すると装甲に傷がついているだけの軽微な損傷に見えた。
「……っ!?未来!直ぐ様ピットに向かうんだ!用意している打鉄の準備が出来次第、皆の間に入ってくれ!」
「わ、わかった!出来るだけ早く準備して止めに入るねっ!?」
未来にそう指示をすると、表情は驚いていたが直ぐ様ピットへと向かっていった――。
指示をしている間にも、アリーナでは模擬戦は続き、美冬とボーデヴィッヒは互いに一歩も引かずに接近戦をしていた。
一方の鈴音とセシリアは軽く目配せし、美冬にも合図を送ると美冬はボーデヴィッヒから離れ、間合いをとった。
その美冬の両隣から鈴音とセシリアが抜け、ボーデヴィッヒへと向かっていった。
三対一の模擬戦だが、明らかに追い込まれているのは美冬、セシリア、鈴音達だった。
「くらえっ!!」
鈴音のIS『甲龍』の両肩が開く。
そこに搭載されている第三世代型空間圧作用兵器・衝撃砲《龍咆》の最大出力攻撃だ。
当たりかたが悪ければ専用機のアーマーも破壊し、訓練機だとそのまま沈められるかもしれないその砲撃を、ボーデヴィッヒは回避行動をとろうともしなかった。
「無駄だ。このシュヴァルツェア・レーゲンの停止結界の前ではな」
右手を鈴音の方へと突き出すボーデヴィッヒ、放たれた衝撃砲による一撃が当たる――――はずが、その攻撃はいくら待っても届くことは無かった。
「くっ!まさかこうまで相性が悪いだなんて……!」
見る限りではバリアー等を展開しているようには全く見えない、だが衝撃砲が無力化されているのも事実だ――。
そして、そのまま攻撃へと転じるボーデヴィッヒ。
肩に搭載された刃が左右一対で射出、鈴音のISへと飛翔する。
その武器は本体とワイヤーで接続されているためか、複雑な軌道を描いて鈴音の迎撃射撃を潜り抜け、鈴音の右足を捕らえた。
「そうそう何度もさせるものですかっ!」
「私だって…まだまだ動けるんだからっ!!」
鈴音の援護のため、射撃を行いつつビットを射出、ボーデヴィッヒを包囲するように向かわせる。
美冬も打鉄に搭載した後付武装の大型拳銃を展開し、援護射撃
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