第2話
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。そういえば、家に帰ってきた記憶がない。
「・・・・うぅん」
なにやら、艶っぽい声が聞こえたので視線を移すと赤い髪の女の子。リアス・グレモリー先輩が寝ていた。
・・・・・・・・・・落ち着け。落ち着くんだ、俺。もしかして、初体験!? なんだ!? 昨日何が起こった?!
「イッセー!起きなさい! もう学校よ!」
「母さん。僕が起こしてくるよ」
「そう? じゃあ、お願い」
待て! ちょっと待て! 母さんが来るよりはいいが、この場面はまずい!
「待ってくれ! 俺なら起きてる! 今起きるから!」
「はいはい、母さんが呼んでるから急げ」
階段を上ってくる音が聞こえる。
「うーん・・・・・・。朝?」
先輩が起きた! 起きちゃったよ!
「ほら、急げ!」
ガチャ! と勢いよく扉が開かれる。渚の目には全裸の男女。渚は無言のまま携帯で写真を撮る。
―カシャッ
渚と俺の目が合う。渚は何も言わず、静かにドアを閉めた。その後ドタドタと下へ降りる音が聞こえた。
「母さん! 兄さんは昨日引っかけてきた、外国の人とよろしくするから今日は休むって!」
ちょっ!? 俺そんなこと言ってねぇぇぇぇぇぇぇっ!
「渚? 何言ってるんだ?」
「ほら、これ証拠写真!!」
「「イィィィィィィッッセェェェェェェー!!!!」」
両親の叫び声が聞こえる。家族会議決定だ。
「朝から、元気なお家ね」
先輩が場違いな感じで言った。
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朝の登校。さっきから視線が厳しい。原因は俺の両隣の二人だ。朝食時の簡易版家族会議で知ったことだが、渚の奴に「抱かれたい男の娘」という称号があるらしい。聞いたとき、おもわず羨ましくて泣きそうになった。なんなんだ、この差は! と思ったね。ちなみに、渚の撮った写真はリアス・グレモリー先輩によって削除されました。
「どうして、あんな奴が・・・」
周囲からの視線やら殺気やらがひどい。そんなに、俺が渚やグレモリー先輩と一緒にいるのが不満なのか。
「あとで使いを出すわ」
そう言って、俺たちと別れる。その後、俺は悪友たちに殴られた。大方羨ましかったのだろう。殴られた仕返しに「お前ら生のおっぱい見たことあるか?」って言ったら、二人は戦慄いていた。ちょっとだけ優越感に浸れたので満足だ。
Side out
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Side 渚
「どうも」
放課後、木場に話しかけられた。
「試合なら断る」
「それ
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