3話 黒木 七実side
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た』
『まあ、流石にエンジェルが呼び名につくってのはねい』
なるほど、確かにデビル京介の言う通りそれは男として辛いものが──
『なんだ? 人の事をじろじろ見て』
『い、いや、何でもない』
慌ててデビル京介から目を離す。違和感無さすぎるから忘れてたけど、こいつ男なのにドレス姿なんだよな。
本人曰く、むかつくけどせっかくこんな見た目だから、楽しんでおこう。ということで女装には抵抗がなかった。
その結果この悪魔に惚れて散っていった男たちの数知れず。
『おい、いつまでそうしているつもりだ』
『ん? ああ、悪い悪い』
京介にコクった男をカウントしていると、60人を超えた辺りでエン───E五也から『因みにエンジェルの綴りはAngelだぜ?』───A五也から声をかけられた。
『何故いきなり綴りなんて言っているんだ?』
『いやあ、いきなりAngel Beats! を思い出しちゃってさあ』
『なるほどあれはいい作品だったからな、いきなり思い出すのも無理はないか』
『因みに俺はDay Gameが好きかな』
『ふむ、そうだな俺は『いや、番宣とかしてんじゃねえよ!』』
唐突に話が脱線を始めたのでツッコミを入れると、2人は不満そうな顔をこちらに向けた。
『なんだよせっかく語り合おうとしてたのに』
『全くだ、せめて話に参加するならまだしも、流れを打ちきるとはどういう了見だ』
『その前に現状を何とかしてくれませんかね!?』
そもそも俺を助けに来たはずの存在が俺を放置するってどうなんだよ!
『む? ああ、そういえばそうだったな』
『ちっ、そのまま忘れてろよ』
どうやらデビル京介の狙いは話を逸らすことで、A五也に目的を忘れさせるつもりだったようだ。
油断も隙もねぇな。
『そうだな俺からの提案だが』
一言たりとも聞き逃すまいと、耳をすませる。
『適当に罪を自白するといい』
どうやら俺の耳は腐っているか、ストライキ中らしい。
聞き間違い、そう聞き間違いに違いないのだ、そうじゃなかったら俺の味方はいなってことになってしまうからな。
『因みに聞き間違いとかじゃないから、俺にも罪を自白するといいって聞こえた』
『馬鹿なっ!? 味方がいないだと!?』
まさかすぎる展開に思わず声が大きくなる。
『これ以上引き伸ばすのは彼らに迷惑だ』
『俺の味方じゃなくて管理局側だったのか!?』
『まあそんなとこだ。言いたいことも言った、悪いが俺は帰らせてもらう』
そう言い残して、A五也は本当にどこかへと去っていった。
や、役に立たねぇえええええ!!
『ほらほら、味方が1人もいなくなっ
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