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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第七話
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する必要がない行動パターンをとっているからだろう。
「まぁ一般人に被害は出してないわけやし、こっちはそっちがどんな風に管理してるか知らんかった上、ヴォルケンリッターは部下でも奴隷でもなく、あくまで八神家の家族やってのが武器になると思う」
「確かに、人に手を出したらアカンって言うてきたし、みんなええ子やから守ってくれてるとは思うんやけどね。ただそれでもやっぱ、これまでやってきたことをそれで全部チャラにしてくれるかっていうと難しいところやと思うんやわ。この子らは何も悪くないのに、それが心配で……」
家族や仲間、友人など、殺された者の身内の恨みというのは、そうそう消えるものではない。被害者遺族の前で下手に逆なでするようなことを言ってしまうと、彼らが感情的になり理性的な判断が下せなくなり、暴動が起きる可能性だってあるのだ。闇の書がこれまでの世界でもたらしてきた被害から考えればそれも至極当然の話。まだこの世界においてはそんな被害が出ていないから、管理局も見つけることができずにいるだけなのだ。
『はやてちゃんは巻き込まれたからともかく、彼女たちまで何も悪くないってことはないような気もしますけど』
『それはまあ書の特性上仕方ないってことにしとこう。絶対服従かなんかってことで』
『騎士である以上主に忠誠を誓うのはもちろんですけど、それはただ奴隷になるのとは違うと思うんですけどね……』
『そんなこと、いまさら穿り返さんでも本人らだってアホやないねんからわかっとるやろ。あんまそういうこと言うな』
『……はーい』
恒例の二人の念話会議も、一旦中断。テレビのニュースを眺めながら、和気藹々と食事が進んでいく。
「あれ、この人いつ結婚したんやろ?」
「ん?ああ、結構前から噂はあったけど、とうとう籍入れたんや」
「なんで兄ちゃん詳しいねんな?」
「いや散々言われてたし」
「へぇ〜……」
とある芸能人のニュースを見ては、竜二とはやてが笑いあい。
「ほう、この犯人とうとう捕まったのか」
「ん?なんの事件……ああ、例の盗撮魔か」
「ああ。全く下らんことをするものだ」
とある事件の犯人逮捕が逮捕されたことについて語り合うシグナムとザフィーラ。
「おや、そういえばこのイベントもそろそろですね」
「何かあるんですか?」
「主が楽しみにしているロックイベントなのですよ。今回は好きなバンドが出るからぜひとも行きたいって言って、チケットも予約したとか」
「そういや竜二、ここ最近バイトだっけ?めちゃ頑張ってたもんなぁ。これが狙いだったのか」
「まぁ主殿は遊び人ですから、お金はいくらあっても困らないんでしょうね。暇な時間は稼ぐか使うかどちらかしていたいって言ってましたよ」
「殊勝なこった。アタシは見た目がこれだから働
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