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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第七話
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れでしょうから一息入れてくださいね?」
「お、ありがとさん」
「出かけていた者にやらせてしまうとは、かたじけない」
「お気になさらず」
竜二とシグナムが続く。案外この二人は仲がいいのかもしれないとひそかに八神家では噂になっているが、当の本人達はその話が出ると知らん顔をしている。続きを切り出したのは竜二であった。
「とにかく、管理局にばれないようにやるってことは、少なくともこの街じゃでけへんってことや。ここはまずはやてに相談せなあかんわな」
「そうだな……だがそれは主はやてが目覚めてからでいいだろう」
「まだ叩き起こす時間でもないし、まぁそれは後回しでもええやろう。当面の問題は管理局とクソ共か……」
「クソって……」
言葉を選ばない竜二に流石に呆れるシャマルだが、竜二の口は止まらない。
「闇の書の存在を知った上で、こっちのことをろくすっぽ知らん連中がしゃしゃり出て来るなんざ、その力を知ってて悪用しようとしてる連中に違いあらへん。これがクソでなくてなんやっちゅうねん。闇の書の最後の主をはやてにするために、闇の書の忌むべき歴史を終わらせるために俺らは今こうして頑張ってんやからな」
いささか興奮しがちではあったが、この竜二の言葉に全員が同調した。長い間戦い続けた騎士たる彼らとて、願わくば平和に埋もれて死にたいものなのかも知れない。プログラムである守護騎士であっても、人の姿をとり、人の心がある。好きで戦いを続けているわけではないのは、竜二もアスカもはやてもここまで一緒に生活してきて十分理解している。
「さて、無限再生機能と転生機能に関してはアスカとはやてがどうにかする。その間俺らは、表に出てきている防衛プログラムの相手をする、と。筋書きはこれでええな?」
「構わないが竜二殿。アスカ殿がいなくても魔法戦闘は可能なのか?」
ザフィーラが心配そうに言うが、竜二は心配ないと笑う。
「最近は少しずつそのための訓練もしてるんや。アスカがわざわざ魔力削ってアームドデバイス一つ作ってくれたし、今はそいつを使いこなそうと必死やでこっちも」
「新たなデバイスか……全く、少しくらい我々に情報をくれたっていいだろう?驚かせてばかりだと、いつか自分が心臓止められるほど驚かされるぞ」
「うっわー、やりそうな奴にメチャメチャ心当たりあるわー……あ、これがそのデバイスやでな」
シグナムの呆れ声にそう返すと、竜二がズボンのベルトフックに提げられたキーホルダーのようなものを外し、テーブルの上に置いた。待機状態はぱっと見た感じ何かのお守りのようで、角を丸く削った正方形に歪んだラインがいくつも入っており、どこかの地方民族の雰囲気漂うものだった。
「もちろんアスカがおるときみたいにはまだ動かれへん。それでもないよりはマシや
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