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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第六話
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索しているところだ」
「……お、おぅ……そうかい……」

 しかし突然そんな話をされれば竜二でなくともなんと返せばいいかとあっけにとられるのも無理はない。

「そんな哀れんだ目で見るな。よくあることだ」
「どんな人生送ってきたんやお前さん……まぁ、只者じゃないんは、全身から立ち上る血腥さでわかるけどな」
「ほう、そんなに臭うか?俺はもうそういうのを感じなくなってね」
「その若さでそれって人間としてどうなん?」
「さぁな。だが少なくともお前さんよりは長生きしてるぜ」

 そう言って笑い合う二人だが、腹の探り合いのような部分がどこかにある分、控えめな話題を続けている。

「さて、そろそろ適当に宿を探さんとな。どこかにいい宿泊施設があれば教えてくれないか?」
「この時間でも受け付けてくれるところやと、市街に出な流石にないな。そこまで連れて行こか?」
「いや、それはいい。簡単に説明してくれ」
「そうか?まぁ市街方面なら、ここから……」

 そして道案内をしている竜二と、メモを取りながら聞く青年。それをすませると竜二への礼もそこそこに、足早に歩いて行った。

「何モンやアイツ……」
『不明です。ですが、おそらく私たちには想像もできないような死線をくぐってきたことは確かです。でなければあれほど血腥い殺気が放たれっぱなしでは……流石に主を狙ってきたものではないので、特に何も言いませんでしたが』
「すごかったもんなぁ迫力……そういや俺を管理局員と勘違いしてやがったな。ってことはあいつも局員か……」
『主……?』
「まぁええか。今日はとりあえず帰って寝よ」
『おや、今夜はシてくれないんですか?』
「するかボケ。流石にしんどいんじゃ」
『ブーブー!こんな可愛いお嫁さんが傍にいるのに!』
「黙れ今日はとっとと寝るんや俺は」

 そして竜二はユニゾンを解除してバイクにまたがると、アスカを後ろに乗せて爆音を轟かせながら夜の帳へと消えていった。



「見つかったか?」
「いや、まだだ。次元はおろか時間軸すら違うところだから少しかかる」
「そうかい。しかしまさか、あのタイプのロストロギアとは思ってなかったな」
「いきなり飛ばされたもんな……結局アタッシュケースもどっか行っちまって、また探さんといけねぇし」
「たぶんこの世界のどこかだと思うぜ。そっちの探索も頼むぞ」
「あいよ旦那」

 そう言うと青年は繁華街を歩いて行く。

「しかしさっきの兄ちゃんが連れてた女、なかなか抱き心地がよさそうだったな」
「もといた時間軸でベルカの女にあんなのいたかい?」
「さぁな。いたかも知れんしいなかったかも知れん。まぁそんなことはどうでもいいがな。いつか抱く」
「相変わらずだな旦那」
「さっきも言ったが、酒、金
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