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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第六話
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が光に包まれると、十二砲塔のガトリングが出現。空中であっても反動など物ともしないかと言わんばかりに撃ちまくる。先程より明らかに多い弾幕に、かわしきれず数発当たっている。
「クッ、5発ほど被弾したか……」
「あんだけばら撒いたのに5発ですんでよかったやないけ」
「なっ!?いつの間に!?」
「お前が遅いねん!覚悟さらせ芋野郎!」
いつの間についたのか、男の後ろに竜二がいた。彼はそのまま左腕を引き、パイクに魔力をチャージ。しかし男は表情を緩ませると得意げに語りだした。
「貴様、私がこの状態で何も策を練っていないなどと思っているのか?」
「知らんわそんなん。あるならはよせいや。それごとブチ抜いたるから」
「なら、覚悟!」
男が杖を振るうと、竜二の周囲にバインドと呼ばれる拘束魔法が展開された。また竜二の背中部分には、人一人分くらいの大きさの十字架が出現。
「締め上げろ!」
「グッ……!?」
そのまま竜二は締め上げられ、十字架に叩きつけられると、腹部と両腕両足を磔にされてしまった。またそのせいか、せっかく展開していた魔力も分散させられてしまう。そのさまはまるで、キリストの磔に見える。かろうじて未だバリアジャケットは解除されていないが、それも時間の問題だろう。
「さぁ覚悟しろ。その状態では逃げられまい。」
「クッ……クックククク……」
男は杖の先に魔力をチャージし始め、足元に魔方陣を展開させる。また別方向から、女も竜二に杖を向けている。その上二人とも詠唱までスタートし、まさに絶体絶命のピンチ。
しかしそんな状況でも、竜二は笑っている。
「この程度で『策』……ねぇ。笑わずにはおれんわ。お粗末すぎるでしかし。なのはちゃんやフェイトちゃんでももうちょい考えとったで」
似たような状況には訓練時に至ったことがある。しかしそれは、長年戦場に身を置いてきたベルカの騎士であるシグナムとザフィーラが相手であったり、最近自らの長所をしっかりと確立させることでさらに力を伸ばしてきているなのはとフェイトを同時に相手したときであり、彼女たちに比べればお粗末といわれても仕方ない。
「こんなもんな、バインドかけた瞬間にブン殴って意識飛ばしてから詠唱するもんや。こちとら現地人で、確かに正式な戦闘訓練なんか受けてへんけど、馬鹿にすんのも大概にせいやっちゅうねん!」
しかし二人は詠唱に集中しているから全く聞いていない。そこに集められた魔力はなるほど、食らえば一撃で竜二の意識を刈り取るくらいはできる程度はある。だが、それだけだった。
「アスカ、耐えられるか?」
『お忘れですか?私の最大魔力はSSSオーバー。あなたのリンカーコアの魔力をバーストさせたところで、十分戦闘継続が可能です』
「了解。派手に行
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