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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
三話〜強さの在処
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スターです」


紹介されたので名乗っておく。


「お前を発見して保護してくれたのはこの二人だ。感謝しろよ」
「でも駄目だよノーヴェ。いくら同意の上の喧嘩でもこんなちっちゃい子にひどいことしちゃ」
「おいおい。こっちだって思いっきりやられてまだ全身痛えんだぞ」


ノーヴェは文句を垂れているが、とりあえずアインハルトに聞くべきことを聞くのが優先ね。


「格闘家相手の連続襲撃犯があなただっていうのは……本当?」
「……はい」


返事は意外と早く帰ってきた。


「理由聞いてもいい?」
「えっと……」


口ごもった彼女の代わりにノーヴェが答えた。


「大昔のベルカの戦争がこいつの中では終わってないんだと。で、自分の強さを知りたいのと、あとは聖王と冥王をぶっ倒したいんだったか?」
「最後のは……少し違います。古きベルカのどの王よりも覇王のこの身が強くあること。それを証明できればいいだけなんです」
「聖王家や冥王家に恨みがあるわけじゃないのね?」


確認のために聞く。


「はい」
「そう。ならよかった」


その返事を聞いてスバルは安心したようだ。私もだが。


「え?」
「ああ。スバルはその二人と仲良しなのよ。聖王の方は私の妹弟子でもあるしね」
「そうなの」


しばらくぼけーっとしていたアインハルトだったが、おずおずと聞いてきた。


「あの……聖王が妹弟子、と言うのは……?」


ああ。師がだれか気になる、ってわけね。


「アインハルトは聞いたことある?たった二人で特S級ロストロギアを封印したり、大規模な犯罪組織を壊滅させてる管理局員の話。巷で結構噂になってるらしいんだけど」
「はい……教室で男子が話しているのを聞いたことがあります。確か弓兵(アーチャー)槍兵(ランサー)と名乗るとか……」
「そのうちの一人がね、私の師匠で、聖王の親なのよ」
「は、はぁ………」


あら、信じてないみたい。それはそうね。普通は信じられないわよね。


「それはひとまず置いといて、と。後で近くの署に行きましょう。被害届は出てないって話だし、もう路上で喧嘩とかしないって約束してくれればすぐ帰れるはずだから」


そこまで行った時、ノーヴェが話に入ってきた。


「あのよ、ティアナ。今回先に手ぇ出したのはあたしなんだ」
「あら」
「だからあたしも一緒に行く。喧嘩両成敗ってやつにしてくれ。お前もそれでいいな?」


ノーヴェはやっぱり根は優しいわね。


「はい……。ありがとうございます」




side アインハルト


私は何をしているのか?やらなければならないことはたくさんあるはずな
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