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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
三話〜強さの在処
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撃だった。
しかし、負けたとしてもただ負けてやるわけにはいかない。
その為の手は打ってある。後は最後の仕上げとして頼れる姉に連絡をいれるだけだ。
幸い姉はすぐに通信に応じてくれた。
「はい、スバルです。ノーヴェ、どうしたの?」
「ちょっと頼まれてくれねーか?喧嘩で負けて動けねー」
「ええっ!?」
慌てふためくスバルに説明を続ける。
「相手は例の襲撃犯。きっちりダメージ食らわしたし、蹴りついでにセンサーもくっ付けといた。今ならすぐに捕捉できる」
「うん、わかった。任せておいて」
「あと、あたしの迎えも頼むわ……」
「はいはい」
さて、じっくり話を聞かせてもらうとするか。
side 覇王?
意識が覚醒する。見覚えのない天井。ここは……?
「よう。やっと起きたか」
その声に隣を見ると、ノーヴェ・ナカジマさんが私を見ていた。
「あの……ここは?」
彼女が答えるよりも前にドアがノックされる。
「はい」
彼女が返事をすると、長い髪をストレートに下ろした女性が入って来た。
「おはようノーヴェ。それから……」
「自称覇王インクヴァルト。本名アインハルト・ストラトス。St.ヒルデ魔法学院中等科一年生」
な、何で私の正体を……!?
「ごめんね。コインロッカーの荷物出させてもらったの。ちゃんと全部持ってきてあるから安心して」
そんな私の疑問はすぐに解決した。
「制服と学生証持ち歩いてるたあ随分とぼけた喧嘩屋だな」
「学校帰りだったんです。それに、あんなところで倒れるなんて……」
そこまで言ったとき、不意にドアの方から元気な声がした。
「みんな、おっはよ〜」
入って来たのは青い髪を短めに切り揃えたどことなくノーヴェさんに似た女性。
「おっ待たせ〜。朝ごはんで〜す」
「おっ、ベーコンエッグ!」
「野菜スープもあるよ」
彼女はテーブルに持ってきた食事を置くと、私に向き合った。
「初めまして、だね。アインハルト。スバル・ナカジマです。事情はいろいろあるだろうけど、まずは朝ごはんでも食べながらお話聞かせてくれるかな?」
彼女の対応は純粋に事情が知りたい、といった類のものだった。
そのためだろうか。
「はい……」
素直に話してみよう、と思えたのは。
side ティアナ
彼女、アインハルトに対し、ノーヴェが状況の説明をする。
「んじゃ、一応説明しとくぞ。ここはこいつ……あたしの姉貴、スバルの家」
「うん」
「で、その姉貴の親友で本局執務官」
「ティアナ・ラン
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