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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第六十話】
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相変わらず、ゆったりとした服装が似合う人だな。
こんな人を彼女にするのも実に楽しそうかもしれない。
「デュノア君は一緒ではないんですか?今日は有坂君や織斑君と実習しているって聞いていましたけど」
辺りをキョロキョロ見渡し、シャルルを探している山田先生だが、あいにくと居ないのだ。
「あ、まだアリーナの方にいます。もうピットまで戻ってきたかもしれませんけど、どうかしました?大事な話なら呼んできますけど」
「――てか大事な話なら記憶して俺が伝えるって」
「ああ、いえ、そんなに大事な話でもないですから、有坂君か織斑君から伝えておいてください。ええとですね、今月下旬から大浴場が使えるようになります。結局時間帯別にすると色々と問題が起きそうだったので、男子は週に二回の使用日を設けることにしました」
「本当ですか!」
何を思ったか、織斑は山田先生の手を取り、言葉を続けていく――。
「嬉しいです。助かります。ありがとうございます、山田先生!」
「い、いえ、仕事ですから……」
「てか織斑、いい加減山田先生の手を離せよ、困ってるだろ?」
「あ、あぁ。つい嬉しくてな」
――わからん、もしかしたらバイセクシャルなのか?
それはそれでたちが悪いが――。
「……ヒルト、一夏?何してるの?」
その声がする方へ振り向くと、少し表情が険しいシャルルがそこにいた。
「まだ更衣室にいたんだ。――二人とも先に戻ってって言ったよね」
「お、おう。すまん」
「悪い。山田先生の要件聞いてたら――言い訳にしかならないな、ごめんシャルル」
シャルルの言葉の端々に刺を感じ、まだ表情も少し怒っているようにも感じた。
「喜べシャルル。今月下旬から大浴場が使えるらしいぞ!」
「そう」
「……バカが、空気読めよ……」
興奮ぎみな織斑を横目で見ながら、ISを解除したシャルルはタオルで頭を拭き始めた。
……やはり機嫌悪いよな――同室の俺が一番気まずくなるじゃないか…。
「ああ、そういえば有坂君と織斑君にはもう一件用事があるんです。ちょっと書いてほしい書類があるんで、職員室まで来てもらえますか?村雲・弍式と白式の正式な登録に関する書類なのでちょっと枚数が多いんですけど。――特に有坂君のは財団に関する書類もあるので…」
「了解です。――シャルル、そういう事だから、今日は先にシャワー使っていいぞ?後、ボディーソープ無くなりそうだから予備を入れといてくれないか?」
「うん。わかった」
「じゃ山田先生、ヒルト行こうぜ」
「あぁ…。――シャルル、本当にごめんな?」
「…………」
俺
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