暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第75話 =壁を越えろ!!=
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ていたのか新たな白い壁がキリトと衝突しその行く手を阻む。さらに壁は自己再生してるかのようにレコンによって明けられた穴を再び修復してなかったことにされた。

「くっそぉっ!!」

声をあげ遅れて飛び込むが俺もやはり白い壁にガツンっと衝突し通ることは叶わなかった。さらに追い討ちかのようにキリトの動きを封じたあの光の矢の詠唱が耳に入ってくる。ユイの解析によると当たると数秒のスタンが課せられるようでこのままでは剣の連撃をそのまま喰らってしまう。


ウオォォォォン……


だが、その詠唱は謎の低い啼き声によって中断された。何かと思いその声を下方向を見るとそこにはおよそ10匹の巨大な飛竜
が。だが野生のモンスターではなくどうやらケットシーの軍の1つらしい。その証拠に額と胸、長大な両翼に光輝く金属のアーマーが装備されている。さらにその背にまたがるケットシーも真新しい鎧に身を固めている。
驚くことに来たのはケットシーだけではなくリーファの近くには同じく真新しい装備をしたシルフの軍隊の姿が。その装備はすべて古代級武具に匹敵するものでその数は軽く50は超えている。そしてさらに驚くことはその軍隊を率いるためシルフ領主のサクヤさん、そしてケットシー領主のアリシャさんまでもが出陣していたことだ。

「…すげぇ……これがあのALOかよ…」

ウンディーネのあの邪神狩りパーティとはもう真逆、領主という地位を省みずにしかもリソースの奪い合いを気にせずにただ俺たちのためだけにここまで装備をそろえてきてくれた。ゲームのマナーやルールに縛られた先にあるものを見たような感じはして俺は思わず声を上げていた。

「ドラグーン隊!!ブレス、用ーー意っ!!!」

「シルフ隊、エクストラアタック用意っ!!」

二人の女領主の声とともにシルフの剣にはエメラルド色の電光が迸る。そして飛竜の口からはオレンジ色の光がかすかに漏れていた。それを見た虫のように涌いていた守護騎士はシルフケットシーを排除しようと攻撃にかかるがどうやら世羅が狙いだったらしい。アリシャさんはギリギリまでひきつけると大きく右手を振り指示を出す。

「ファイアブレス、撃てーーーっ!!!」

次の瞬間、飛竜から紅蓮の炎が一斉に発射されシルフ隊と俺たちとを包むように10本の炎の柱が群に突き刺さる。すると一瞬のうちに膨れ上がった火球が次々と騎士を飲み込んでは爆発していく。だがそれでも湧出率がすさまじいのかガーディアンは無理やり炎を突破、俺とキリトを飲み込まんと迫ってくる。
だがそれを許すはずもなくサクヤさんの声が響く。

「フェンリルストーム、放てッ!!」

シルフ隊は領主の声に一糸乱れぬ動作で長剣を突き出し、雷光で宙をジグザグに切り裂いていく。しかもそれが50異常というすさまじい数、次々
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