第75話 =壁を越えろ!!=
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間的な突発力だけならあるいは……」
「問題はその突発力をどこまで持続させられるか…なんだよな」
たとえその突発力で打ち破ろうとしても多分、完全には貫けない。あと1つ、でかい何かが必要だと思う。
「……すまない。もう一度だけ、俺の我侭に付き合ってくれないか。ここで無理するよりはもっと人を集めるか別ルートを探すべきなのわかってる。でも……なんだか嫌な感じがするんだ」
「俺…じゃなくて俺たちだろ。俺だってこの世界樹に用があるんだ…それに、時間もなさそうだし」
今も刻一刻と須郷の決めたタイムリミットが迫っている。
「…解った。もう一度がんばってみよ。あたしに出来ることなら何でもする…それに、コイツもね」
「え、えぇ〜…」
「わたしも手伝うよ。ここで逃げるのはガラじゃないし…女の子をあんな場所に閉じ込めておくやつらなんて許せないしね。だからできる限りやらせてもらうよ」
サウスのおかげでレコンの変な呟きは聞こえなかったが、ここにいる全員が頷いて扉へと近づき代表してキリトがウィンドウを開いてYesをタッチする。すると低音を響かせて石扉がまた開く。
「…よし…準備はいいか…?」
「もちろん!」
「任せて!」
「が、がんばります…」
「後ろは任せてね」
そう各々で返事をするとキリトはいつものようにニヤリと笑い一度呼吸をする。
「……行くぞっ!!」
声とともにキリトが地面を強く蹴ると同時に翅を震わせ一気に急上昇する。それを追うように俺もそれを追うように飛ぶ。しばらくしたあとでサウスも飛び上がりレコンとリーファには回復薬に徹してもらうため地面すれすれだ。
「やっぱお出ましか……力を鎧え、バリアー!!」
前回は敵の弱さに見くびっていたのか補助術を使わなかったが今回はふんだんに使わせてもらう、さらに立て続けにキリトにシャープネス、クイックネスを発動する。その間にもキリトは次々とその大剣で敵を斬って行く。
「っ…憎悪値関係ないのかよっ!!」
さらに立て続けに後々来るであろう魔法に対してレジストをかけようとするが、それを数匹の騎士が邪魔しにかかるので一旦中断してキャリバーンを抜刀と同時にそれを屠る。
普通ならば反応圏内に侵入するか、もしくはこちらが相手を攻撃した時向こう側は攻撃を行うはずだがどうやらそのプログラムで動いているのではなく圏内にいる補助スペルにさえ反応するらしい、その証拠に一番下でヒールしか唱えていないはずのレコンとリーファにも一部が向かっている。ただ、その集団はサウスによって殺されるのだが。
「言ったでしょ、後ろは任せてって!」
「わかった!……彼のものに魔に抗う力を…レジスト!!」
最強の盾をもつサウスが微笑みながら言うのでそれ
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