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ペルソナ4 プラス・エクストラ
#02
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ヨナカテレビ」。雨の日の午前零時に電源を落としたテレビを見ていると、将来の運命の相手が映るという内容で……。

「マママ、マジですかーーー!? 将来の運命の相手が映る!? 何ですかその素敵な占いは!? くっそうぬかった! まさかそんな占いがあったとは……! ご主人様! 今すぐ雨が降っているところまで行ってテレビをチェックです! ご主人様の時は私が! 私の時はご主人様が映るのは間違いなし……アイタ!?」

 ズビシッ!

 話の途中で暴走を始めたキャスターの頭に北斗のチョップが炸裂。風を切る音が聞こえる切れのいいその一撃は見事としか言いようがなかった。

「自重しろ、ピンク狐。……ああ、すまかった。続きを聞かせてくれないか?」

「わ、分かった……」

「マヨナカテレビ」の話を聞いた悠達はその晩に都合よく雨が降っていたことから実際に試すことにした。すると電源を落としたはずのテレビによく見えなかったが本当に女性の画像が映り、悠はもっとよく見ようとテレビの画面に手を伸ばすと、水面に触れたかのように手が画面に入っていったのだ。

「手が画面に入った?」

「ああ。その時は部屋のテレビが狭くて腕しか入らなかったが……」

 次の日に悠がその事を陽介と千枝に話すと二人は「寝ぼけていたのだろ?」と笑い飛ばし、そしてそのまま「事実だったら体が入りそうな大画面のテレビではどうなるだろう?」という話になったそうだ。そして冗談半分で町にあるショッピングセンター「ジュネス」にある大型テレビで試してみると……。

「本当にテレビの中に入って、あの異界に迷い混んだと……」

 キャスターが話をまとめ、悠が「そういうことだ」と相づちをうつ。

「なるほど。正直信じがたい内容だけど、それはお互い様だからな。……それで? 三人はこれからどうする気?」

「どうするって……。そんなの帰るに決まっているじゃん!」

 北斗の質問に千枝が叫ぶように答える。

「でもどうやって帰るんだよ? あそこ、出口らしいとこ見当たらなかったぞ?」

「じゃあどうやって帰るのよ!」

「知らねーよ!」

「落ち着け」

 言い争いをしはじめそうになった千枝と陽介を悠が止めて、そしてそれに北斗も同意する。

「悠の言う通りだ。ここで騒いでも始まらない。俺達も一緒に行くからあの世界で出口を探してみよう」

「それがよろしいかと。……せっかくの新居で暴れられても困りますからね」

 北斗とキャスターの言葉に悠達三人は驚いた顔で二人を見る。

「一緒に来てくれるのか?」

「ああ、さっきも言っただろう? 俺達もあの世界を調べようとしていたって。これでも俺達、一応腕には自信があるし、足手まといにはならないと思うぞ?」

「…
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