暁 〜小説投稿サイト〜
闇と炎の蓬莱伝
賢者ーwisdomー
act8

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御影「……………ってわけで」

春樹「そりゃ致命的だな、おい」

紫「一体、10年間何していたの?」

御影「裏社会をさまよって、殺し方とか武器の扱い方とかを学んでた」

二人は苦笑を浮かべるしかなかった。
つまり、御影は裏での技術以外何も知らないということだ。

春樹「ちょっと待て、じゃあお前ゲームも知らないのか!?」

御影「知ってるよ、賭博、賭け麻雀、………etc.」

春樹「……………orz」

春樹はがっくりうなだれた。

白「お茶を持ってきましたよ、って春樹は何やってんですか?」

春樹「白、こいつ……………ゲームを知らない」

白「!!!!!!」

白もそれを聞いて目を丸くした。

白「そ、それはいけませんね!可哀相に」

春樹「あぁ、人生の9.5割を損している!!」

白「このままは…………」

春樹「いけないよな?」

次の瞬間、春樹が右腕、白が左腕を掴んで御影を拘束した。

白「教えねばいけませんね」
 
春樹「ゲームの素晴らしさを!!!♪」

御影「え?ちょっ!!!助けて紫!!!!!」

御影は別室に強制連行されていった。

紫「と、突然のことに止めるのを忘れていたわ」

?「あんなにはしゃいで、春樹可愛いなぁ」ポタポタ

いつの間にか紫の隣りに金色の9本の尻尾のある女性がいて、ニヤニヤしながら鼻血を出している。

紫「藍、あなたいつの間に帰ってきたの?」

藍「ついさっきです。それより春樹を………」

紫「襲いたいのはよくわかったから、せめて夜まで待ちなさい。」

紫は呆れ半分な表情で溜め息をついた。
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