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闇と炎の蓬莱伝
賢者ーwisdomー
act4

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御影「…………………えっと、その…………ごめん」

春樹「いいんだ、いつも間違われるんだもん」

紫「ほら落ち着きなさい。とりあえず、一度中に入りましょ」

涙目の春樹を慰める紫に促され、御影は家の中に入った。
縁側を歩いていると、一人の少年と会った。

?「彼が御影ですか?」

紫「えぇ、春樹が涙目なのは察してあげて」

白「大体わかりました。僕は八雲白、よろしく。けど、春樹このままはまずいと思いますよ。」

春樹「大丈夫。なんとか立ち直った」

紫「藍と橙は?」

白「買い物に行きました。」

通された客間で、御影は一つの疑問をぶつけた。

御影「一つ聞きたい。アンタは俺と昔会ったことがあるのか?」

紫は少し考え込むと溜め息をついて口を開いた。

紫「えぇ、私はあなたにもあなたのご両親、美咲と影宗にも、あなたの妹の麻耶ちゃんにも会っているわ。最も、あなたはまだ小さかったから覚えてないでしょうけど」
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