闇翼ーdarkness wingー
act4
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龍牙「な、なんだ!?」
再び開いた穴から何かが勢い良く飛び出し、3人が上を見上げると
パチュリー「黒い…………闇の翼」
それは闇の翼を広げる御影と負傷して抱えられている妹紅だった。
御影はゆっくりと降下して妹紅を下ろすと初めて意識して能力を使ったのが疲れたのか、その場で膝をついた。
御影「ハァ……………ハァ……………」
妹紅も大分回復が終わり、起き上がった。
御影「俺……………生きてるのか?」
妹紅「…………あぁ」
御影「俺…………生きてていいのか?」
妹紅「………あぁ」
それを聞いて、御影は自然と涙を流した。
妹紅「お前は、ただ寂しかったんだよな。家族を亡くして、復讐を遂げて、どう生きればいいかわからなくなっていただけなんだよな。もう独りじゃないからな。言っただろ?私も、慧音もいるって。それに幻想郷の奴らも、絶対お前を受け入れてくれるさ」
妹紅は御影を慰めるように抱き締めた。
御影「ウ…………ウァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
御影は声を挙げて泣いた。
今までの悲しみと寂しさを吐き出すように。
妹紅「よしよし…………寂しかったよな、気が済むまで泣くといいさ。」
パチュリー「馬鹿龍牙、何もらい泣きしてるのよ」
龍牙「ギャッ!!!!!」
その様子を見てもらい泣きしている龍牙にパチュリーは容赦なく本の角を叩きつけた。
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