暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0214話
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くら量産機と言っても機体性能はバスターとそう変わらないか、あるいは上なんだが……まぁ、本人がいいと言ってるんなら構わないか。

「マリュー?」
「ええ、どちらにしろクサナギと合流するまでは警戒くらいしかやる事は無いんだし、構わないわ」

 アークエンジェルの艦長であるマリューからの許可も貰ったのですぐに模擬戦の準備を始める。実弾やミサイルは模擬戦用の物を使用し、ビーム兵器に関してはお互いに出力を最低まで落としてダメージ判定はブリッジにあるコンピュータで行われるようにした。

「ディアッカ、あの時のように地球の重力に引っ張られないようにね」
「ちっ、嫌な事を思い出させてくれるな」

 キラの言葉に苦笑を浮かべるディアッカ。アフリカに降下した時の戦いではキラとディアッカが戦っていたな。原作ではイザークと戦っていた筈だが、何故か俺がイザークの担当になっていた。
 その辺も後でディアッカに聞いてみるか。





「ではこれより模擬戦を開始します」

 マリューが通信でそう宣言すると同時に、模擬戦が開始される。
 まず動いたのはディアッカの操るバスター。牽制に右肩に装備されているミサイルポッドからミサイルを発射すると、それに対抗するようにして量産型ゲシュペンストMk-Uはスプリットミサイルを発射。ミサイルコンテナから発射された多段頭ミサイルがバスターのミサイルを迎撃する。
 ミサイル同士がぶつかったのを隠れ蓑に、バスターは右腰に装備された350mmガンランチャーから散弾を発射。お互いのミサイルが相殺しあった隙を突いた一撃だったのだが、既に量産型ゲシュペンストMk-Uの姿は元の位置には存在していなかった。

「ほう、なかなかやるな。バスターの攻撃を読んでいたのか」

 コーネリアがバーニアを吹かしてバスターの後ろへと回り込もうとしている量産型ゲシュペンストMk-Uの姿を見て感心したように呟く。

「そうね、元々の世界の量産型Wならあの目くらましに引っかかっていたかもしれないけど、エアロゲイターの技術もあって今は随分と性能が上がっているもの。あれくらいは当然よ」

 レモンが量産型ゲシュペンストMk-Uの行動に満足そうに頷いている。

「危ないっ!」

 ブリッジにキラの声が響く。
 バーニアを全開にしていたせいで予想以上に素早く接近され、気が付くのが遅れたのだろう。キラの声が聞こえた時には、既に量産型ゲシュペンストMk-Uは振りかぶったネオ・プラズマカッターをバスターに振り下ろそうとしていた。
 しかしディアッカもさすが赤服と言うべきか。振り下ろされたネオ・プラズマカッターを咄嗟に回避して左肩のミサイルポッドからミサイルを発射する。

「お、ダメージ食らったな」

 ムウの声にモニタを見ると
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