機動戦士ガンダムSEED
0214話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「戻ってきたな」
眼下に広がる地球を見ながら思わず呟く。このSEEDの世界でヘリオポリスから始まった俺としては、宇宙に戻ってきたという感覚が強い。
宇宙から見える地球は確かに青い星だった。……だからといって青き清浄なる世界の為になんて思わないが。
「ほう、これが地球か……確かに美しいな」
ブリッジのモニタに表示される地球を見て感嘆の声を上げたのはコーネリア。……無理もない、コードギアスの世界では宇宙開発は殆ど行われていないからな。
まぁ、だからこそR2最大の障害になるであろうダモクレスが俺達シャドウミラーにとっては単なる射的の的に過ぎなかったりするんだが。
「で、クサナギの合流はどのくらい先になるのかしら?」
「マスドライバーの点検や準備等があるから、恐らく明日くらいかしらね」
「となると、今日1日はここで待機しているの?」
「そうなるわ」
レモンの質問にマリューがそう答えると、苦笑を浮かべるレモン。
「ちょっと時間が掛かり過ぎじゃなくて?」
「それでもこの世界では最新の技術を使っているんだからあまり無茶言わないでくれる?」
マリューとレモンのじゃれあいを見ながら、ふと思いつく。
「ディアッカ、量産型Wと模擬戦をやってみるか?」
「あ? 俺?」
「量産型Wと戦ってみたいとか言ってただろう? クサナギが来るまでは暇なんだし、どうだ?」
昨日の朝食が終わった後、量産型Wの話をした時に強さの目安としてザフトの赤服くらいの実力はあると言ったのがプライドに触ったのか、勝負させろと詰め寄って来たのだ。結局昨日は俺達にしてもオーブにしても今日の準備で忙しかった為にまた後日となったのだが、ここで明日までクサナギを待っているのだとしたら暇つぶし的な意味でも丁度いいだろう。それに実際アークエンジェル組は量産型Wの性能を知らないのも事実だ。オーブ沖での戦いに参加していたとは言え、全員がシーリオンに乗って海中で戦っていたのだからそれもしょうがないが。
「へぇ、俺は構わないぜ。シャドウミラーご自慢の量産型Wとやらの実力は是非見てみたいと思っていたしな」
獰猛な笑みを浮かべながらディアッカが俺の提案に賛成する。
「なら……レモン、量産型Wの機体は何にする? 宇宙用だとコスモリオン、ガーリオン、ガーリオンカスタム、量産型ゲシュペンストMk-U、エルアインス、量産型アシュセイヴァーの6種類あるが」
「そうね、機体数が一番多い量産型ゲシュペンストMk-Uでいいんじゃないかしら? PS装甲に通用するビーム兵器もあるし」
「量産型ゲシュペンストMk-Uか……俺達の世界でも最も一般的な量産型の機体だが構わないか?」
「ああ。所詮量産型だろう?」
……いや、い
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ