闇翼ーdarkness wingー
act2
[8]前話 [2]次話
妹紅「私の家さ、貴族だったんだ。だけど父親はある女に求婚して最後には恥かかされた。私はその女に復讐するためにそいつが帝に渡し、処分される筈だった蓬莱の薬を飲んだんだ。この体の所為でつらい思いもした、お前みたいに死ねないことを呪いもした。」
妹紅の握る手に自然と力が入った。
妹紅「そんな私を受け入れて、友達って呼んでくれた奴がいたんだ。私はそいつに救われた。だから私はお前を救いたい!お前を見ていると昔の私を思い出す、私と同じように苦しむお前を救いたいんだ!!」
御影「…………………」
妹紅「空っぽなんて言うなよ!!私もいる!慧音もいる!だから………………………………………そんな悲しいこと、言わないでくれよ」
妹紅の目には涙が流れていた。
御影を思って泣いていた。
その時、妹紅の体がぐらつき御影に落ちてくる。
妹紅「やべえ、腹の傷結構治るの遅い」
御影「おい、アンタ!!」
妹紅「御影…………お前は生きてていいんだ。……………家族とか、復讐とか、色々あっただろうけど………………私はお前に生きてほしい。お前の家族も………………同じこと思っているんじゃないか?」
御影は妹紅を受け止めようとするが、体勢を崩して失敗し、妹紅は闇に落ちていく。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ