無印編!
マジ何があった?
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あの後俺は無事に美愛を拾い、魔力を回復させてから一緒にフェイトたちのほうへと向かっていた。
「あ、おに・・・ダークって、なんであの子と一緒にいるの?」
あの子?
「ああ、フェイトのことか。理由は・・・ん?理由?理由理由・・・あれ?マジなんでだろ?」
「は?え、直感で仲間になったの?」
「あー、うん。たぶん」
美愛は俺の言葉に「はあ・・・」とため息を吐き、それから何も話さずに空を飛んでいった。
俺たちが着く頃にはフェイトたちの方も戦いが終わりそうだった。
「私たちがジュエルシードを集めてるのはユーノくんのため!それが最初の理由で、今はもう関係しちゃったから、他人事なんかじゃなくなったから!フェイトちゃんは!?」
「私、は・・・」
今までにどんな会話があったのかは分からないが、フェイトはなのはの言葉に揺れているようだった。
マジ何があった?
「話さなくていい!そんなぬるま湯に浸かって育ってきたような奴なんかに話さなくたっていい!!」
迷っているフェイトに、アルフが叫ぶ。
それに踏ん切りがついたのか、フェイトはなのはに背を向け、ジュエルシードの方へ飛んでいく。
「ッ!!」
そんなフェイトを見てなのはもジュエルシードへ向かい、ほぼ同時にデバイスのコアでジュエルシードに触れた瞬間だった。
「え・・・?」
時間が止まったかのように感じた。
だが、そんな感覚は一瞬で過ぎ去った。二人のデバイスに罅が入り、ジュエルシードが暴走したのだ。
「きゃああぁぁぁぁぁぁあああ!?」
「ぅ、く・・・ッ!!」
ジュエルシードから発せられた物凄い量の魔力に当てられた二人は遠くへ飛ばされていく。
「ッ!?美愛、なのはを頼む!」
「わかった!!」
くっ、間に合え・・・!
「フェイトぉぉぉぉぉぉぉ!!」
俺は全力でフェイトが飛ばされた方へ行く。
ボスッ!
「ひ、りゅう・・・?」
俺はビルにぶつかる前になんとかフェイトよりか前に行き、受け止めた。
「大丈夫か、フェイト?」
俺は両手で抱きしめていたフェイトを地面におろし、聞く。
「うん。私は大丈夫。・・・バルディッシュ、戻って」
フェイトはそう言ってバルディッシュを待機状態にする。
「なに、するつもりだ?」
「直接封印する」
「っざけんな!んなの死にに行くようなもんじゃねえか!フェイト、お前も俺を・・・仲間を頼れよッ!」
あんな魔力の塊を直接封印なんて、運がよければ封印できるが絶対に怪我をするし、運が悪かったら・・・!
「ありがとね、えっと・・・ダーク。でも、これは私の問題だから」
「・・・危ないと思ったら俺が行くからな」
「うん。その時はよろしくね」
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