暁 〜小説投稿サイト〜
バカとリリカルと召喚獣
全く、ようやくメインヒロインの登zy(ry(八神は(ry)
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「私も、作ってきました。宜しければ私のもどうぞ?」

 そう言って包みを渡す瑞希ちゃん。それはそうと……。

「瑞希……大丈夫? その、いろいろと?」

「だ、大丈夫ですよ! もう…………塩酸とか酢酸とか青酸とか硝酸カリウムとかはいれてませんよ!」

「待て姫路! それは料理に入れる物じゃないだろう!?」

 瑞希ちゃんのあまりな発言に、坂本君は驚愕するしかありませんでした。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



==同時刻、翠屋===



「ブツブツブツブツ…………」

 その男、高町士郎は厨房を見ながらブツブツと呟いていた。その様子はハッキリ言って……あぶない。

 場所が場所なら、間違いなく110番されることは間違いないだろう。そのくらい危なかった。

「……なのはが……あんなに張り切って、弁当を……一体、誰のために……?」

 士郎の脳裏に映るのは、エプロンをして、一生懸命お弁当を作っている娘、なのはの姿だった。

「ちょっとアナタ。早く仕事してください。もうすぐお昼のピークが来るんですから」

 そう言って士郎に文句を言うのは一人の女性だった。

 高町桃子。なのはの母親である。

 ところが、当の士郎はそんな妻の言葉など耳に入りはしない。それぐらい……やばかった。それはもう、警察どころか精神科に連れてった方がよくね?と思うくらい。

「なのはが、なのはが、な・の・は・が・あああぁぁぁあああああああーーーーーーーーー!!!!!」

 そうこうしている内に士郎の妄そ、もとい想像はどんどん膨らんでいく。ついには、どこをどうすればそうなるのか、なのはは子供が沢山いる大家族の母親になるまで妄そ、想ぞ、幻覚はレベルアップしていた。

「どうしよう桃子! ついに十人もの孫がいる祖父になってしまった!!」

「いったいどういう経緯をたどればそうなるの!?」

 夫の言葉に、彼女はただ驚愕するしかない。

 今日も翠屋は、ある意味ではいつもどおりだった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「はい、それではどうぞ?」

 そう言って私はお弁当箱の蓋を開ける。

「それでは私も……」

 そう言って瑞希ちゃんも蓋を開ける。

「これは美味そうじゃの?」

「……美味しそう」

「流石だね、なのは」

 入っているおかずに、アキ君たちがそれぞれの感想を言う。えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな。

「それじゃあ早速(ひょい)あ、ずるいぞムッツリーニ!」

「……パク、もぐもぐ……(グッ)」

 するとムッツリーニ君は美味いの意思表示とばかしにサムズアップ。よかった。

「明久君。私のも食べてください!」

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