全く、ようやくメインヒロインの登zy(ry(八神は(ry)
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「私も、作ってきました。宜しければ私のもどうぞ?」
そう言って包みを渡す瑞希ちゃん。それはそうと……。
「瑞希……大丈夫? その、いろいろと?」
「だ、大丈夫ですよ! もう…………塩酸とか酢酸とか青酸とか硝酸カリウムとかはいれてませんよ!」
「待て姫路! それは料理に入れる物じゃないだろう!?」
瑞希ちゃんのあまりな発言に、坂本君は驚愕するしかありませんでした。
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==同時刻、翠屋===
「ブツブツブツブツ…………」
その男、高町士郎は厨房を見ながらブツブツと呟いていた。その様子はハッキリ言って……あぶない。
場所が場所なら、間違いなく110番されることは間違いないだろう。そのくらい危なかった。
「……なのはが……あんなに張り切って、弁当を……一体、誰のために……?」
士郎の脳裏に映るのは、エプロンをして、一生懸命お弁当を作っている娘、なのはの姿だった。
「ちょっとアナタ。早く仕事してください。もうすぐお昼のピークが来るんですから」
そう言って士郎に文句を言うのは一人の女性だった。
高町桃子。なのはの母親である。
ところが、当の士郎はそんな妻の言葉など耳に入りはしない。それぐらい……やばかった。それはもう、警察どころか精神科に連れてった方がよくね?と思うくらい。
「なのはが、なのはが、な・の・は・が・あああぁぁぁあああああああーーーーーーーーー!!!!!」
そうこうしている内に士郎の妄そ、もとい想像はどんどん膨らんでいく。ついには、どこをどうすればそうなるのか、なのはは子供が沢山いる大家族の母親になるまで妄そ、想ぞ、幻覚はレベルアップしていた。
「どうしよう桃子! ついに十人もの孫がいる祖父になってしまった!!」
「いったいどういう経緯をたどればそうなるの!?」
夫の言葉に、彼女はただ驚愕するしかない。
今日も翠屋は、ある意味ではいつもどおりだった。
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「はい、それではどうぞ?」
そう言って私はお弁当箱の蓋を開ける。
「それでは私も……」
そう言って瑞希ちゃんも蓋を開ける。
「これは美味そうじゃの?」
「……美味しそう」
「流石だね、なのは」
入っているおかずに、アキ君たちがそれぞれの感想を言う。えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな。
「それじゃあ早速あ、ずるいぞムッツリーニ!」
「……パク、もぐもぐ……(グッ)」
するとムッツリーニ君は美味いの意思表示とばかしにサムズアップ。よかった。
「明久君。私のも食べてください!」
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