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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第五十五話】
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味が〜〜とか篠ノ之がおろしニンニクが〜〜とか、割とどうでもいい内容の話は部屋でやってほしいと思いながらも黙って食事を続ける俺。
「いやでも、本当に美味いな。箒、食べなくていいのか?」
「……失敗した方は全部自分で食べたからな……」
「ん?」
「あ、ああ、いや、大丈夫だ。まあ、その、なんだ……。美味しかったのなら、いい」
小声でぼそぼそと喋っているため、あまりよく聞き取れないのだが、多分失敗した唐揚げを自分で食べたのだろう。
「本当に美味いから箒も食べてみろよ。ほら」
そう言った織斑が、何を思ったか唐揚げを一口サイズに切って箸で持ち上げた――。
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