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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第二巻
【第五十五話】
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に弁当を差し出した。
「じゃあ、早速。……おお!」
織斑がもらった弁当を開けたが――内容は割愛させてもらおう。
――というより、織斑に渡された弁当だし、見ても仕方ないかなと思う。
「これは凄いな!どれも手が込んでそうだ」
「つ、ついでだついで。あくまで私が食べるために時間をかけただけだ」
「そうだとしても嬉しいぜ。箒、ありがとう」
「ふ、ふん」
「……篠ノ之さんって素直じゃないんだね?」
そう小声で話しかけてきたのは未来だ。
「ん?まぁな…。でも見ててバレバレで気づかない織斑もな」
「ん…人のこと言えないでしょ?」
「何でだ?誰か俺の事好きなやつでもいてるのか?」
「し、知らない……っ」
「……?」
変な未来だな。
俺の事好きなやつか……居てるのかねぇ?
そんな話をしてると――。
「わ、私はダイエット中なのだ!だから、一品減らしたのだ。文句があるか?」
「文句はないが……別に太ってないだろ」
――女子にその発言は不味いよ、俺と未来ぐらい仲がよくても変に言ったらダメなのに。
「あー、男って何でダイエット=太っているの構図なのかしらね」
「まったくですわ。デリカシーに欠けますわね」
「おいおい、俺を織斑と一緒にしないでくれよ」
「いやでも、実際ダイエットなんか必要ないように見え――」
隣を見た織斑は、篠ノ之に思いっきり顔を手で押し返されている。
「ど、何処を見ている、何処を!」
「何処って……体だろ」
「なに堂々と女子の胸を見てんのよ。ア・ン・タ・は!」
「織斑さんには紳士として不足しているものがあまりに多いようですわね」
「織斑君、流石に直見はダメだと思うよ?……ヒルトはどう思う?」
「……俺は何も言えん」
実際、魅力的な女子の胸は俺も見ちゃうんだよな。
セシリアとか未来とか、鈴音―――は見ないな。
っても、俺は特別巨乳好きではないからな、目の保養的な意味合いで見てしまう。
コッペパンを食いながら、そんな皆の様子を見つつ――美冬が口を開き。
「とりあえず話はここまでにして昼食食べようよ?流石にいつまでも談笑してたら昼休み無くなっちゃうしね」
――一理あるな、正直いつもはもっと早く食べ終えて教室で寝て体力回復したりしてるし。
「じゃあまあ、いただきます」
そう言い、織斑が唐揚げを口に入れての一言。
「おお、美味い!」
余程美味しかったのだろう、多少興味はわくが――まあ食べるわけにはいかないからな。
そんな調子で織斑が何か隠し
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